【明十三陵・神道観光】石像が並ぶ道を巡る|定陵からの行き方と三里屯への帰り方
北京郊外の明十三陵で、昭陵・定陵・神道を巡りました。昭陵では地上に並ぶ門や殿舎を見学し、定陵では地下宮殿へ。最後に訪れた神道では、また違った景色が広がっていました。
神道の見どころは、道の両側に並ぶ大きな石像です。獅子やラクダ、象、馬、そして人物像が順番に現れます。同じ種類でも立っている姿と伏せている姿があり、顔や足元を近くで見ると、石像ごとの違いが分かります。
定陵から車で神道へ移動し、碑亭や石像を見学した後、三里屯のホテルへ戻りました。この記事では、神道がどのような場所なのか、現地で見た建物と石像、実際に支払った交通費を紹介します。
昭陵と定陵の次に行った神道は、どんな場所だったの?
皇帝陵へ続く道で、両側に動物や人物の石像が並んでいるんだ。全部で36体あるよ
ラクダや象もいるんだね!
同じ動物でも、立っている像と伏せている像があるんだよ。顔や姿勢を見比べながら巡るのが面白かったな
建物とは違う楽しみ方ができそう!
そうだね。今回は碑亭から石像、棂星門まで、実際に見た順番で紹介するよ
明十三陵の神道とは?
神道は、皇帝陵へ続く道です。明十三陵の神道は長陵の前方に設けられ、複数の陵墓へ向かう道が直接、あるいは間接的に分かれていることから、「総神道」とも呼ばれます。中国語の案内では「神路」と書かれることもあります。
昭陵や定陵が皇帝と皇后を葬った陵墓であるのに対し、神道は陵墓へ向かうための道と、その沿道に置かれた建造物を見学する場所です。石碑を納める碑亭、石柱、動物や人物の石像、門などが並びます。
歴史上の神道全体は約7.3キロメートルありますが、今回見学した石像の並ぶ区間と、神道全体の長さは別です。「神道観光では7キロ以上を必ず歩く」という意味ではありません。石像が並ぶ区間は約800メートルと紹介されています。

定陵から神道へ|移動料金は21元
定陵の見学後、配車アプリ「滴滴」で神道へ向かいました。
注文履歴に残る出発地点は「定陵大巴駐車場・出入口」、目的地は「明十三陵神道・南門観光客センター」です。実際に支払った料金は21元でした。

昭陵から定陵、定陵から神道と移動してみると、明十三陵は一つの敷地内を歩くだけで巡れる場所ではないことが分かります。配車アプリを利用する場合は、次に訪れる場所の名前に加え、入口や観光客センターまで指定すると移動しやすいでしょう。
神道に到着すると、周辺の案内板で明十三陵全体の位置関係や、神道の配置を確認できます。私はまず案内を見てから、赤い建物の方へ進みました。

開放時間と見学前の確認
北京市の観光サイトでは、神道の開放時間について、4月~10月は8時~17時30分、11月~翌年3月は8時30分~17時という案内が掲載されています。ただし、公開されている案内には時期による違いがあるため、訪問前に運営側の最新情報を確認してください。
神道では、入口と見学を終える場所の位置関係も確認しておくと便利です。見学後に車で帰る予定なら、出る場所に合わせて配車の乗車地点を指定する必要があります。

【体験談&観光カート】
神道は入り口から奥までかなりの距離があります。なので徒歩で行くと往復で40分~1時間は見ておいた方がいいと思います。時間がない!すべての像を効率よく見たいという人は観光カートが入り口にあるので注文すると良いと思います。写真を撮る枚数にもよりますが、概ね15分から20分ほどですべての像を見て回ることが出来ます。料金も大体20元ほどでした。

赤い碑亭へ|大きな石碑を見学
最初に目を引いたのは、赤い壁と重なった屋根を持つ建物です。手前の道から眺めると、建物に向かって景色が左右に広がり、周囲の石柱も見えてきました。

この建物は神功聖徳碑亭です。中には、永楽帝の功績を記す大きな石碑が立っています。故宮博物院HPによると、碑文は永楽帝の息子である洪熙帝が父のために作ったもので、碑亭は1435年に完成しました。

建物の外から見ると赤い壁と屋根が印象的ですが、中へ入ると石碑の高さに目が向きます。昭陵でも石碑を見ましたが、神道の碑亭では大きな建物の中に碑が納められている様子を見学できました。

碑亭の周囲には、装飾された石柱も立っています。建物だけを正面から撮るより、少し位置を変えて石柱と一緒に眺めると、周囲を含めた配置が分かります。

神道の石像は全部で36体
碑亭の先に並ぶ動物や人物の石像は、石像生と呼ばれます。故宮博物院HPによると、神道には36体の石像生があり、1436年から1438年にかけて造られました。
動物は、獅子・獬豸・ラクダ・象・麒麟・馬の6種類。それぞれ4体ずつ、計24体あります。その先には武将や文官などの人物像が12体並びます。動物像は立った姿と座ったり伏せたりした姿があり、道の両側で向かい合っています。
私は園内で小型の車両にも乗って移動しました。写真には車内から見た神道も残っています。歩いて近くから眺める景色と、車両から道全体を見る景色では印象が変わりました。

獅子と獬豸|最初に現れる石獣
石像の区間では、まず獅子の姿が目に入ります。体だけでなく顔やたてがみにも彫刻が施されており、近づくと石の表面の細かな造形が分かります。

その先に並ぶのが獬豸です。日本ではあまりなじみのない名前ですが、神道では獅子と区別された石獣として配置されています。獅子も獬豸も、陵墓を守る存在として紹介されています。

何も知らずに見ると、似た動物の石像が続いているように感じるかもしれません。案内を見ながら名前を確かめると、それぞれ違う種類が順番に置かれていることが分かります。
ラクダと象|立つ姿と伏せる姿を比べる
さらに進むと、ラクダの石像が現れます。背中のこぶが分かりやすく、それまでの石獣とは形が大きく変わりました。
ラクダには立っている像と伏せている像があります。同じ動物でも姿勢が違うため、足の曲げ方や体の輪郭を比べて見る楽しさがありました。写真を撮るときも、顔だけでなく全身が入るようにすると、その違いを残せます。


続いて見えるのが象です。長い鼻や大きな体が特徴的で、人がそばを通ると石像の大きさも分かります。立つ像と伏せる像を順に見ていると、道沿いに同じような石像を並べただけではないことに気づきます。


ラクダも象も、実際の動物の姿を思い浮かべやすい石像です。神道の歴史を詳しく知らなくても、形を見比べながら楽しめる場所でした。
麒麟と馬|石像の形が変わっていく
象の先には麒麟、そして馬の石像が続きます。麒麟は想像上の生き物で、ラクダや象とは異なる姿をしています。
現地では石像の顔だけでなく、胴体や足元にも目を向けました。近くで見ると輪郭や彫り方が分かり、少し離れると木々や道の中に置かれた全体の姿が見えます。

馬の像まで進むと、動物の種類ごとに姿が変わり、立つ像と伏せる像が組み合わされていることがよく分かります。道の片側だけを見るより、反対側にも目を向けながら進むと、左右に配置された石像を見比べられます。

武将や文官の石像|衣服の違いにも注目
動物像の先には、人物の石像が並びます。武将・文官・功臣の像が配置されており、動物像と合わせて36体の石像生を構成しています。
人物像では、頭にかぶるものや衣服、手元の形が目を引きました。鎧を着た像と、長い衣服を着た像では姿が異なります。顔だけを見て通り過ぎず、肩や袖、足元まで眺めると、それぞれの造形を確かめられます。



動物の石像を見た後に人物像が現れることで、道の雰囲気も変わります。皇帝陵へ続く道に、動物と臣下の姿が並べられていることを感じながら進みました。
棂星門へ|石像が続く区間の先にある門
石像が並ぶ区間の先には、棂星門があります。龍鳳門とも呼ばれ、三つの通路と六本の柱からなる門です。

石像だけを見ていると、つい一体ずつに目が向きます。しかし最後に門が現れると、石像が並ぶ道も含めて一つのまとまった配置になっていることが分かりました。
私は門を正面から撮った後、少し斜めからも眺めました。柱の形や上部の装飾が見え、神道の見学を締めくくる景色になりました。


神道から三里屯のホテルへ|帰りの料金は146.60元

神道の見学後は、配車アプリで宿泊先へ戻りました。
注文履歴では、「明十三陵神路・入場確認所」から「宜巣サービスアパートメント(北京三里屯工体)」までの車を注文しています。実際に支払った料金は146.60元でした。

今回の明十三陵観光で、配車履歴から確認できる交通費は次のとおりです。
| 移動区間 | 支払額 |
|---|---|
| 三里屯のホテル付近→昭陵 | 150.20元 |
| 昭陵→定陵 | 13.50元 |
| 定陵→神道 | 21.00元 |
| 神道→三里屯のホテル | 146.60元 |
| 合計 | 331.30元 |
これは2026年3月末ごろに利用した車の料金です。入場料や園内車両の料金は含んでいません。
昭陵・定陵・神道を巡って
今回訪れた三つの場所は、それぞれ見学の中心が異なりました。
昭陵では地上に並ぶ門や殿舎を歩き、定陵では地下宮殿へ入りました。神道では、碑亭から石像、棂星門へと進み、道沿いに並ぶ石造物を見学しました。
神道は、動物の種類や立つ姿・伏せる姿を比べるだけでも楽しめます。一方で、皇帝陵へ続く道であることや、人物像まで含めて配置されていることを知ると、石像が並ぶ景色の意味も見えてきます。
昭陵、定陵、神道を続けて訪れたことで、皇帝陵の建物、地下の埋葬施設、そこへ続く道という、明十三陵の異なる姿を見ることができました。


