【青島ビール博物館②】工場見学とビール試飲を体験!製造ライン・お土産も紹介
青島ビールの歴史を学んだ後は、いよいよビール造りの見学へ。
青島ビール博物館の後半では、昔の醸造設備や原料の展示を見ながら、ビールができるまでの過程をたどります。途中には原浆ビールの試飲スペースがあり、その先ではガラス越しに現代の製造ラインも見学できました。
見学の最後には、お土産売り場や飲食スペースもあります。ビールの歴史を知り、製造設備を見て、実際に味わうという流れで楽しめるのが、この博物館の魅力です。
今回は、前回の青島ビール博物館の記事の後半を、写真を撮った順に紹介します。

前の記事では青島ビールの歴史を見たけど、今回はいよいよ試飲かな?
うん!大きな銅製の釜や原料の展示を見てから、原浆ビールを味わえるスペースへ進むよ。
ビールができるまでを知ってから飲むのは楽しそう!試飲したら見学は終わり?
その後も製造ラインの見学が続くんだ。最後のお土産売り場や飲食スペースまで、順に紹介するね!
A館の歴史展示を見終え、再び広場へ
A館を出ると、再び赤レンガの建物に囲まれた広場へ戻りました。
広場には、赤と金色を使った大きな装飾が置かれていました。中央には屋根のある塔のような構造があり、その周囲に馬や花が配置されています。「TSINGTAO」の文字も掲げられ、華やかな記念撮影スポットになっていました。
装飾には「2026」の表示もあります。今回訪れた時期ならではの景色として、建物と一緒に写真に収めました。
広場では、団体の来館者が記念撮影をしている様子も見かけました。歴史展示の落ち着いた空間から屋外へ出ると、人の集まる観光施設らしいにぎやかさが感じられます。

ここから、ビールの製造に関する展示へ進みます。前半で見た昔の写真や工場図面が、実際の設備の姿へとつながっていきます。
古い機械や配管を間近で見る
製造に関する展示へ入ると、黒い大きな機械や、上下に延びる配管が目に入りました。
白いタイルの壁、赤茶色の床、金属の機械が並ぶ空間は、歴史資料を展示していたA館とは雰囲気が違います。設備そのものが展示されていて、機械の大きさや配管のつながりを近くから見られます。

機械には太い軸や丸い部分があり、周囲には色の違う配管が延びていました。写真や図面だけでは分かりにくい立体的な構造が、目の前にあります。
階段や手すりも設備の間に設けられ、見学する位置によって見える部分が変わります。展示ケースに入った小さな機器もあり、大きな設備と、その周辺の道具を合わせて見ていけます。

一つずつの機械の役割をすぐに理解するのは難しくても、これだけ多くの設備を使ってビールが造られていたことは、実物を見るとよく伝わってきます。
大きな銅製の釜は、製造設備の見どころ
古い設備の中でも目を引いたのが、大きな銅製の釜です。
丸くふくらんだ上部にはいくつもの開口部があり、そこから首のような部分が上へ延びています。銅色の表面には色の濃淡があり、白いタイルや青い配管と組み合わさって、独特の景色になっていました。

外側から見るだけでなく、開口部から内部をのぞける場所もあります。
中を見ると、深さのある金属の槽と、底の方にある部品が見えました。外観だけでは分からなかった内部の広さが伝わり、釜の大きさを改めて感じます。

前の記事では、工場の古い図面や写真を紹介しました。その後に実際の設備を見ると、図面の中にあった工場が、具体的な作業の場所として見えてきます。
近くには、「1903」「TSINGTAO BEER MUSEUM」と刻まれた樽型の展示もありました。機械や釜を見て歩く中で、青島ビールの創業年を意識させるモチーフにも出会えます。

ビールの原料を、展示で知る
設備の見学に続いて、ビールの原料を紹介するコーナーへ進みました。
壁には「啤酒原料」「BEER INGREDIENTS」と書かれ、大麦、酵母、ホップ、水について説明されています。

普段ビールを飲むときは、完成した味や香りに目が向きますが、ここでは、そのもとになる原料を順に見ていけます。
展示室には、容器や器具を並べた研究室のような空間もありました。白衣を着た人物を使った展示や、奥の壁に映された映像によって、原料や品質を調べる場面が表現されています。

実物の設備を見る区間から、ビール造りの仕組みを学ぶ区間へと移り、展示の見せ方も変わります。
ホップや酵母を紹介する展示
原料のコーナーでは、「啤酒花」と表示されたホップの展示や、「酵母」「YEAST」と書かれた展示がありました。
ホップのコーナーは、容器やパネルが壁面にまとめられ、温かい色の照明で照らされています。

酵母のコーナーには大きな文字と器具が配置され、原料ごとに空間の色や構成が変わっていました。

中国語の説明をすべて読めなくても、英語の見出しや展示物から、何について紹介しているのかをつかめます。
大きな釜を見た後に原料の展示を見ると、ビール造りには設備だけでなく、原料の選び方や酵母の働きも関わっていることに目が向きます。
環境への取り組みや、瓶型の展示も
見学ルートには、工場の環境への取り組みを数字で示すパネルもありました。
大きな数字を使って、工場での取り組みや削減量などが紹介されています。歴史あるビール工場でも、展示は昔の出来事だけにとどまらず、その後の生産活動へ続いていました。

別の場所には、大きなビール瓶の形をしたカラフルな展示もあります。緑や黄色、オレンジ色の瓶型の枠に画面が設けられ、来館者がその前で見学していました。

機械や説明パネルが続く中に、こうした明るい展示が入ることで、歩いていて景色に変化があります。
見学途中のお楽しみ!原浆ビールの試飲
原料の展示を見た後は、試飲スペースへ。

室内の天井には太い配管のような装飾が延び、照明や映像が組み合わされています。歴史展示や古い設備の部屋から一転して、ビールを楽しむための空間に入ったことが分かります。
カウンターの奥には「TSINGTAO」の文字があり、その前では来館者がビールを受け取っていました。周囲にはグラスを持って過ごす人が多く、見学途中のにぎわいを感じる場所です。


ここでは、細長いグラスに注がれたビールを写真に収めました。グラスの上には厚みのある泡が載り、照明の中で黄金色のビールが見えます。
ビール造りの展示を見てから、その場でグラスを手にする流れは、青島ビール博物館らしい体験です。
「原浆啤酒」とは?
試飲スペースの案内には、「原浆酒吧」「领取原浆啤酒」と書かれていました。原浆ビールのバーと、その受け取りを案内する表示です。

青島ビールが紹介する原浆ビールは、発酵タンクから直接充填し、ろ過・希釈・殺菌を行わない製法のビールです。酵母が残ることも特徴として説明されています。
館内の案内にも、「不过滤」「不稀释」「不杀菌」の表示がありました。原料や製造設備を見てきた後なので、こうした製法の言葉も、展示と結び付けて考えられます。
青島ビールの公式サイトでも、博物館では原浆ビールや生ビールを味わえることが紹介されています。試飲の種類や杯数は、購入するチケットの内容を確認しておくと分かりやすいでしょう。
試飲した後も、見学は続く
今回のルートでは、試飲スペースが見学の最後ではありませんでした。
カウンターの近くには、グラスがまとまって置かれた台もありました。飲み終わったら、現地の案内に従ってグラスを戻し、次の展示へ進みます。

「試飲をしたら出口」という流れを想像していましたが、この先にもジョッキや製造設備、現代の工場を見る区間が続きます。
原料と古い設備を見て、ビールを味わい、さらにその後の製造工程を見学する。途中で試飲が入ることで、長い見学ルートの中にひと息つける時間がありました。
装飾的なジョッキや、さまざまなグラスを見比べる
試飲スペースを出た後には、ビールを飲む器の展示がありました。
展示ケースには、ふた付きのジョッキが何段にも並んでいます。表面に絵や模様が描かれたもの、金属のような質感のもの、顔の形をしたものなど、見た目はさまざまです。

普段使う透明なビールグラスとは違い、一つずつが装飾品のような存在感を持っています。飲み物の容器にも、これほど多くの形や意匠があることに気づきます。
別のケースには、透明なジョッキや脚付きのグラスなどが並んでいました。隣り合うグラスを見比べると、高さや口の広さ、持ち手の有無などの違いがよく分かります。

ビールの中身だけでなく、それをどのような器で楽しむかという文化にも触れられるコーナーでした。
ろ過設備や瓶の展示を見ながら、製造ラインへ
さらに進むと、古い製造設備が見学通路に沿って並んでいました。

長い機械や大きな部品が展示され、その近くに説明パネルや画面があります。前半で見た銅製の釜とは異なる形の設備が続き、ビール造りがいくつもの工程から成り立っていることを感じます。
ガラス越しに見える場所には、「新过滤」「Modern Filtration Equipment」と表示されていました。金属製の配管や装置が並び、昔の設備とは見た目の違う工場の空間が広がっています。

途中には、富士山や桜を背景にした青島ビールの広告もありました。中国の博物館の中で日本を思わせる風景に出会うと、少し親しみを感じます。

壁一面にビール瓶が並ぶ展示も見どころです。瓶が上下に整列し、奥まで続く様子は、一本ずつの商品を見る展示棚とはまた違った迫力があります。

その先では、古い包装機械や青島国際ビール祭の写真も見られました。製造、商品の容器、人が集まるイベントと、ビールにまつわる展示が続きます。


ガラス越しに見る、現代の製造ライン
後半の見学で印象的だったのが、現代の製造ラインです。
見学通路からガラス越しに、広い工場内を見渡せました。大きな機械の間をコンベヤーが曲がりながら延び、配管や作業用の通路も複雑に組み合わされています。


写真には、大量の缶が整列した部分も写っています。何列もの缶が一つの流れへ集まる様子や、機械の間をつなぐラインを見ると、工場の規模が伝わってきます。

少し位置を変えると、別の機械やコンベヤーの曲がる部分が見えます。工場を上から眺めるような視点なので、設備一つだけでなく、全体のつながりを見られるのが面白いところです。

先ほどまで見ていた古い機械や銅製の釜と、この製造ラインを比べると、設備の変化がよく分かります。
歴史資料、昔の設備、現代の工場が一つの見学ルートの中にあることで、青島ビールの歩みを、年代だけでなくビール造りの現場からもたどれました。
お土産売り場は、雑貨やお菓子も豊富
展示を見終えて進むと、広いお土産売り場がありました。
高い天井の下に商品棚やカウンターが並び、来館者がそれぞれの商品を見ています。博物館の小さな売店を想像していると、品数の多さに驚く空間です。

ガラスのケースには、王冠をモチーフにした色とりどりの小物が並んでいました。青島ビールらしいデザインで、ビールそのものを持ち帰らなくても、訪れた記念になる品を探せます。

衣類のコーナーには、オレンジ色の長袖の服もありました。飲み物だけでなく、身に着けられる商品まであるのが楽しいところです。

お菓子やミントキャンディーも並ぶ
売り場には、袋入りのお菓子もまとまって置かれていました。緑色や赤色のパッケージにキャラクターが描かれ、商品棚もカラフルです。

「薄荷糖」と表示されたミントキャンディーのコーナーもありました。小さな箱が積み重ねられ、複数のデザインが並んでいます。

ビールに関する博物館ですが、お土産の選択肢はお酒だけではありません。雑貨、衣類、お菓子などを見比べながら、持ち帰りやすさや渡す相手に合わせて選べます。
展示を見終えてすぐに通り過ぎるよりも、少し時間を取って売り場を歩くと、気になる商品に出会えそうです。
見学後に過ごせる飲食スペース
お土産売り場の先には、ビールサーバーが並ぶ長いカウンターがありました。
奥には飲み物の案内があり、カウンターにはグラスが並んでいます。食べ物のショーケースがある区画も見かけました。


さらに進むと、テーブルと椅子が並ぶ広い飲食スペースがあります。天井には青や紫色の照明が入り、歴史展示とは違う、くつろいで過ごす場所になっていました。

前半の試飲スペースでは、展示の途中に立ち寄ってビールを味わいましたが、こちらは席に座って過ごせる空間です。
飲食スペースの近くには、スタンプを押せるコーナーもありました。青島ビールに関する文字や絵柄が並び、見学の記念として残せる楽しみもあります。

ビールの販売メニューも掲示されていて、種類ごとの価格を見比べられました。追加で飲食を楽しみたい場合は、現地のメニューを確認して選ぶとよいでしょう。

建物の外にも、ビールを楽しめる風景が続く
屋外へ出ると、「TSINGTAO MUSEUM BAR」と書かれた赤レンガの建物が見えました。
大きな窓と青島ビールのロゴがあり、その手前には銅製の釜を思わせる形の設備が置かれています。館内で見た醸造設備の形が、屋外の景色にもつながっていました。


建物の前には飲食に使える席や、ビールを販売するカウンターもあります。緑色の持ち手が付いた容器が並び、館内のお土産売り場とは違った販売風景を見られました。

博物館周辺の通りでも、ビールの販売メニューが大きく掲げられていました。「IPA」や果物の名前を含む商品などが並び、青島ビールの街らしい景色が続きます。

入口へ向かうときに見た周辺の飲食店と、見学後に目にするビール販売店。博物館の内側だけでなく、外の通りも含めてビールを身近に感じる場所でした。
見る・知る・味わうを楽しめる場所
今回の青島ビール博物館では、赤レンガの建物や歴史展示に始まり、古い醸造設備、原料、試飲、現代の製造ラインまで見学しました。
後半で特に印象に残ったのは、大きな銅製の釜と、ガラス越しに見た製造ラインです。昔の設備と現代の工場を続けて見ることで、ビール造りの変化が具体的に伝わってきます。
試飲スペースが見学途中にあることや、最後に広いお土産売り場と飲食スペースがあることも、この博物館らしい構成でした。
今回の写真は、周辺で撮ったものが9時40分ごろ、見学後の通りで撮ったものが10時50分ごろでした。撮影時刻の間隔は約1時間10分ほどですが、展示を読む時間や飲食、買い物の時間によって滞在時間は変わります。
歴史展示をゆっくり見たり、見学後に席へ座って過ごしたりしたい場合は、余裕を持って予定を組むと楽しみやすいでしょう。
青島ビールを普段から飲んでいる人はもちろん、工場見学や昔の広告、建物に興味がある人にも見どころがあります。青島を訪れたら、ビールが生まれた場所で、その歴史と製造の現場をたどってみてはいかがでしょうか。


