香港での生活が長くなると、ふと「日本の味が恋しいな」「あの化粧品が欲しいな」と思うこと、ありませんか?私は深圳に住んでいますが、日本のものが恋しくなることがよくあります。
実は、香港の西部エリア・屯門(Tuen Mun)では、日本の食品や日用品、コスメが意外と簡単に手に入ります。なので、日本のものを買いたいときはよく香港の屯門に訪れます。深圳からであれば1時間あればいけますし、行き方も複雑ではありません。
屯門にはイオンやドン・キホーテ、マツモトキヨシといった日本でもおなじみのお店があり、まるで日本にいるような感覚でお買い物が楽しめます。
今回は、そんな「屯門で買える日本の商品」をテーマに、駐在生活を送る方にも旅行で訪れる方にも役立つ情報をお届けします。
屯門って深圳からであれば電車、バス、タクシーなど色々な方法を使って行くことができるよね。
アクセスも良いし、日本のものも売られているし、駐在員には助かる場所だよ!どんな場所で何が売られているか見てみよう!
屯門ってどんなところ?
香港の西部に位置する「屯門(Tuen Mun)」は、ローカルな雰囲気が残る落ち着いたエリアです。
尖沙咀(チムサーチョイ)や銅鑼湾(コーズウェイベイ)のような観光やショッピングの中心地に比べると、人混みも少なく、のんびりとした空気が漂っています。
近年は住宅エリアとしても人気が高まり、香港人ファミリーはもちろん、駐在員や外国人の姿も増えています。
特に注目すべきは、日本の店舗が数多く進出していること。イオン、ドン・キホーテ、マツモトキヨシといった日本ブランドのお店があり、
「日本人にとって住みやすい穴場エリア」として密かに人気を集めています。
また、屯門にはショッピングモール「V city」や「屯門市廣場(Tuen Mun Town Plaza)」などもあり、週末の買い物にも便利。

アクセスも良く、MTR(地下鉄)で市内中心部まで約40〜50分ほどで行けるため、
「香港らしいローカルさ」と「日本らしい快適さ」の両方を感じられる街といえるでしょう。
お店ごとの紹介
イオン屯門(AEON Tuen Mun)

日本発の総合スーパー「イオン」は、屯門でも日本人にとって心強い存在です。
広々とした店内には食品、日用品、衣料品まで何でも揃っており、「ここに来れば日本の生活用品がほぼ手に入る」と言っても過言ではありません。
特に食品コーナーは充実しており、冷凍餃子やうどん、味噌、納豆、豆腐といった日本の定番食材が並びます。
エスビーのカレールー、キッコーマンの醤油やミツカンの酢など調味料も豊富で、自炊派の駐在員にとっては欠かせないスポットです。



また、日用品コーナーには花王やライオンの洗剤・シャンプー。香港の中でも、ここまで日本ブランドがまとまって揃う場所は貴重です。
季節ごとに日本限定の商品が入荷するのも魅力のひとつ。
春には桜スイーツ、冬にはおでんセットなど、「日本の季節」を感じられるラインナップが嬉しいポイントです。
お弁当やお惣菜も日本風の味付けで、忙しい日のランチにもおすすめです。中国駐在ママはかなりの確率で購入されています。
【体験談&これが一番ありがたいスポット】
私は小さい子どもがいるので一番助かっているのがこの赤ちゃんグッズコーナーです。屯門市廣場(Tuen Mun Town Plaza)の2階にはイオンがあり、そこには赤ちゃんの離乳食や育児グッズが売られています。中国ではほとんど日本の赤ちゃんグッズは手に入りません。なのでいつもここで、まとめ買いをするようにしています。




食べ物だけでなく、赤ちゃんグッズも購入することが出来ます。日本で売られているものを購入したい方はここを見てみると良いでしょう。






赤ちゃんの離乳食、ミルク、グッズなど、色々な種類のものが売られていますが全体的に値段は高いです。私の場合は中国のもので代替えできるものは中国で購入し、どうしても香港でしか購入できないものはここで買うようにしています。
ドン・キホーテ屯門(DON DON DONKI)

「ドンキ」は屯門でも大人気のスポット。夜遅くまで営業しているので、仕事帰りにも立ち寄りやすいのが嬉しいところです。
日本と同じようなカラフルで賑やかな陳列が印象的で、歩いているだけでも楽しいお店です。
生鮮食品は持ち帰りにくいかもしれませんが、私はいつも保冷剤と保冷バックをもっていって購入しています。氷などを追加で購入すると、持ちがよくなるので、ここで購入するのもありかもしれません。


調味料は購入必須だと思います。価格が安く、種類も豊富なのでまとめ買いをすると良いかもしれません。イオンに比べて値段は安いです。



お菓子やカップ麺コーナーでは、日本限定味のポッキーやペヤング、日清UFOなど、日本人にはおなじみのアイテムがずらり。お菓子は少しではありますが、赤ちゃん用のお菓子も売られています。


冷凍食品の種類も豊富で、たこ焼き、焼きおにぎり、唐揚げなどの“日本の味”が手軽に楽しめます。お弁当作りのためにいつも購入していますが、加えて帰りの保冷剤代わりに購入しています。

お惣菜コーナーはお寿司やお好み焼き、唐揚げなど日本の色々な商品が売られています。お寿司はどれも新鮮でおいしいものばかりです。価格もかなり高いというものではないので、試してみても良いかもしれません。




また、化粧品・健康食品コーナーには資生堂、DHC、ロート製薬などの人気ブランドが充実。
サプリメントや美容ドリンクなど、日本のドラッグストアでお馴染みの商品も手に入ります。駐在生活で栄養のある、規則正しい食生活が出来ない人にとっては嗜好の商品と言えます。

ペットフードも充実しています。種類と量が豊富にあるので、まとめ買いをすることが出来ます。私の知り合いはいつもここで自分のペットの食事をまとめ買いしているそうです。

日本のお酒も売られています。隣国では中々手に入れることが出来ないので、恋しくなった時に買うのもいいかもしれません。

深夜まで営業しているため、ふと思い立って「日本のカップラーメンを買いに行く」なんてこともできるのがドンキの魅力。
日本の雰囲気を味わいながらショッピングを楽しみたい方にぴったりです。
マツモトキヨシ屯門

スキンケアやコスメ、医薬品を中心に取り扱う「マツモトキヨシ」は、日本のドラッグストアそのもの。
黄色い看板を見るだけで、なんだかホッとするという人も多いのではないでしょうか。
人気商品は、メラノCCや肌ラボ、Curel、ロートの目薬など、日本でも定番のものが中心。
さらに、日本限定のフェイスマスクや日焼け止め、リップケア商品なども豊富に揃っています。


中国で日本の薬はあまり手に入らないので、ここで購入するのが良いと思います。安心・安全な薬を購入できるところが非常にありがたいです。



価格帯も香港の他店と比べて良心的で、「日本価格に近い!」と感じることも。
まとめ買いをする駐在員の方も多く、プレゼント用にも喜ばれます。
日本人にうれしいポイント
屯門の日本系ショップは、日本人にとって本当に買い物がしやすい環境が整っています。
初めて訪れる方でも、ストレスなく安心してお買い物ができるはずです。
🏷 日本語表記が多くて安心
イオンやマツモトキヨシでは、商品のパッケージやポップに日本語がそのまま残っているものが多く、
成分や使い方がすぐに理解できるのが嬉しいポイント。
特に化粧品や医薬品は説明書が読めないと不安ですが、日本語で確認できるのは助かりますよね。
案内板は中国語か英語で表記されていることが多いです。話せない、読めない人は翻訳機を活用すると良いでしょう。

💳 日本のポイントカードやアプリも使えることも
WAONポイントやDon Don Donkiアプリなど、日本の会員システムが使える店舗も複数あります。
旅行者でもスマホアプリを入れておけば、現地でお得にポイントを貯めたり、日本と同じ感覚で使えます。
香港でも“日本式の買い物スタイル”を楽しめるのが魅力です。

🗣 日本語が通じる・日本に詳しいスタッフも
店舗によっては、日本語が通じるスタッフがいたり、日本人のお客さんへの対応に慣れている方も多いです。
特にイオンやマツキヨでは、店員さんがたまに「これ、日本の新商品ですよ」と声をかけてくれることも。
言葉の壁を気にせず、安心してショッピングを楽しめます。
【体験談&日本のラーメン屋さん】
私が屯門に来ていつも楽しみにしているのは、日系の飲食店に行くことです。中国ではあまり食べることのできないものも、香港では食べることが出来る場合が多いです。この日は一玄ラーメンを食べに来ました。お店の雰囲気もメニューも日本と同じように感じました。価格は少し高めです。



スタンダードな海老ラーメンを注文しました。濃厚で海老の風味をしっかりと感じられるラーメンになっていました。北海道でかつて食べたあの味と同様でした。

焼き餃子を見るのも久しぶり。中国では基本的に水餃子なので、焼き餃子を感じられるのは貴重です。



この日は二人で食事をしましたが、会計は5000円ほどでした。とにもかくにも、高いというのが印象的ではありましたが、日本のものが食べられる貴重な場所でした。
まとめ:屯門は意外と“日本が近い街”
香港の西側にある屯門は、一見ローカルな街のようでいて、実は日本がとても近いエリアです。
イオン、ドン・キホーテ、マツモトキヨシといったお馴染みの店舗が揃っており、
日本食材や日用品、化粧品まで、生活に必要なものがほとんど手に入ります。
駐在生活を送る方にとってはもちろん、短期滞在の旅行者にとっても、
「ちょっと日本の味が恋しいな」というときに立ち寄れる心強い存在です。
週末にドンキを覗いてみれば、日本では見かけない限定お菓子や季節商品など、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
香港にいながら日本の雰囲気を感じたい方は、ぜひ一度、屯門の日本系ショップを巡ってみてください。
きっと、「ここが香港?」と思ってしまうほど、日本の便利さと安心感を味わえますよ。


