中国生活

旅行者必見|中国旅行前に訪れたい注射・予防接種ガイド【保存版】

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「仕事で中国に行くことが決まった」「長期的に中国に旅行をしに行こうと思う」色々な事情で中国に渡航する人がいると思います。

渡航することが決まった人たちにとって一番の不安が現地に来る前にどのような予防接種を打った方が良いのかということだと思います。

海外に来て病院にかかることは中々ハードルが高いですし、高額な医療費を請求されることもあります。だからこそ現地に行くまでにしっかりと身体のメンテナンスは終えておきたいという所が本音だと思います。

私も中国に渡航してからしばらく経ちましたが、来る前にどのような病気にかかる可能性があるかよく調べたものでした。

ここでは私の経験をもとに中国に渡航をする前に日本で打っておいた方が良い予防接種や、また現地でも打つ場所はあるのかなどを書いていきたいと思います。

ただ、中国への渡航にあたって必要な予防接種については、それぞれ感染リスクをどのように考えるかということが重要です。

専門医(渡航外来、トラベルクリニック)にご相談の上、ここで紹介されていること、されていないことに関して判断するのは自己責任でお願いします。

予防接種したワクチン

中国渡航前には、感染症のリスクを減らすためにいくつかの予防接種を受けておくことが推奨されています。以下は、日本の検疫所やWHO(世界保健機関)、外務省などが推奨している主なワクチンで、私が予防接種したものです。感染経路や推奨理由を合わせて記載しておきますね。

 A型肝炎(Hepatitis A)

  • 感染経路: 汚染された食べ物や水
  • 推奨理由: 中国では衛生環境が日本と異なる地域もあり、屋台やローカルフードを楽しみたい方には特におすすめです。短期・長期を問わず渡航者に幅広く推奨されます。

 B型肝炎(Hepatitis B)

  • 感染経路: 血液や体液(例:注射針の使い回し、医療行為、性的接触など)
  • 推奨理由: 長期滞在者や医療関係者、現地でケガをするリスクのある活動を予定している方に特に重要です。

破傷風(Tetanus)

  • 感染経路: 傷口に土壌やサビた釘などから菌が入ることで感染
  • 推奨理由: サイクリング、登山、農村訪問などのアウトドア活動を予定している方は要注意。通常、幼少期に定期接種されていますが、最後の接種から10年以上経っている場合は追加接種が必要です。

狂犬病(Rabies)

  • 感染経路: 狂犬病ウイルスを持った犬や野生動物に噛まれて感染
  • 推奨理由: 中国の都市部でも野良犬は珍しくなく、地方や農村部では感染リスクが高まります。予防接種をしていても、万が一噛まれた場合はすぐに医療機関を受診する必要がありますが、接種済みであれば治療の手間やリスクが軽減されます。

日本脳炎(Japanese Encephalitis)

  • 感染経路: 日本脳炎ウイルスを持つ蚊に刺されて感染
  • 推奨理由: 中国では、特に夏場の農村部や湿地帯などで感染のリスクがあります。子どもの頃に接種していても、追加接種が必要な場合があります。

日本の予防接種の接種年齢を見てみると麻しんや風しんはすでに打っていたため今回は打ちませんでした。また新型コロナウイルスの予防接種に関しては3回まで打ちました。

日本の予防接種スケジュール

ちなみに、厚生労働省で推奨される東アジア(中国)の予防接種の内訳は下のようになっています。私はこの表から必要なものを考えてワクチンを打ちました。

【各地域で感染リスクがありワクチンで予防や重症化の防止ができる疾患】

どこで受ける?どのくらい前に?

予防接種は、できるだけ早めに計画的に受けることが大切です。中には複数回の接種が必要なワクチンもあるため、直前では間に合わないこともあります。

予防接種は渡航の1か月以上前に!

基本的には、渡航の1か月前までにすべての接種を終えておくのが理想的です。ワクチンによっては、1回目と2回目の間に数週間空ける必要があるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

どこで受けられるの?

日本国内では、以下のような医療機関で海外渡航用の予防接種を受けることができます。

  • 検疫所(検疫感染症センター)
  • トラベルクリニック(渡航外来)
  • 一部の総合病院や大きな内科医院

これらの施設では、渡航先や滞在期間に応じたワクチンのアドバイスも受けられるので安心です。インターネットで「トラベルクリニック+地域名」で検索すると見つけやすいです。

費用は自費が基本

海外渡航のための予防接種は公的医療保険が適用されないため、基本的に自費診療となります。ワクチンの種類や病院によって費用が大きく異なるため、事前に料金を確認しておくことをおすすめします

例)

  • A型肝炎ワクチン:8,000~12,000円
  • 狂犬病ワクチン:1回あたり1万円前後(全3回が基本)
  • 日本脳炎ワクチン:6,000~9,000円

(実体験)予防接種の計画について

上の表を見ながら接種するワクチンを決めたわけですが、打つためにはある一定の間隔をお医者さんと決めたりしなければなりません。

私の場合は12月末に仕事で渡航することが決まったので、年明けすぐに近くのトラベルワクチンを打てる病院に予約をしました。ただ、私の場合は予約してすぐに打てたわけではなく、ワクチンの取り寄せが必要でした。

1週間~10日間ほどかかってワクチンを取り寄せ、結局のところ最初にワクチンを接種出来たのは1月末ぐらいでした。

ワクチン接種1回目

狂犬病・B型肝炎・A型肝炎・破傷風

1回目の接種が終わり、次は2月の上旬に2回目の接種を行いました。

ワクチン接種2回目

日本脳炎・狂犬病

3回目の接種は2月の末でした。本来であれば4回目を打たなければいけないのですが、6っか月後に接種をしなければならないということで、すでに渡航をしている日にちだったので打つのは断念しました。

ワクチン接種3回目

狂犬病・A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎

ただ病院の方にお聞きしましたが4回目を打つことが出来る人は仕事の関係もあり難しいという人も多いとおっしゃっていました。

以上、簡単にワクチン接種の流れについて書きました。

現地でもワクチン接種の場所はあるのか

結論から言うと打てる地域と打てない地域があります。現在私が住んでいる広東省にはワクチンを接種できる場所がありますが、友人に聞くと近くに打つ場所は見つからないと話していました。

社区衛生服務中心(Community Health Care Center)という緑の看板で建てられている病院では、中国のスケジュールに沿った定期接種を原則無料(ワクチンの種類によっては有料)で受けられます。ただ、日本と中国では接種スケジュールが違うので注意が必要です。

それ以外の公的医療機関、私立の医療機関では有料となります。私立の医療機関であれば日本語・英語対応をしてくれる場所が多いので私の場合は私立の医療機関でワクチンを取り寄せてもらい、子どものワクチン接種をしました。

自身で選択して取り寄せてもらう方が安心という面が大きいです。

中国のワクチン接種に関する情報は日本の総領事館のHPに載せられています。必ず渡航前に見て、何をどこで接種するのかよく検討してみると良いと思います。

接種証明書について

一部のビザ申請や学校入学の際には、予防接種の証明が求められることがあります。あらかじめ英文の「予防接種証明書(Vaccination Certificate)」を発行してもらっておくと安心です。必要になる可能性がある場合は、早めにかかりつけの医療機関や自治体に問い合わせておきましょう。

まとめ

中国は大都市から農村部まで広大な国土を持ち、地域によって環境や衛生状況が大きく異なります。どこに滞在するのか、どのような活動を予定しているのかによって、必要な予防接種も変わってきます。

まずは渡航前に専門の医師やトラベルクリニックに相談し、自分にとって必要なワクチンを確認しておくことが大切です。

健康で充実した中国生活をスタートさせるために、予防接種という「備え」を忘れずに整えておきましょう!

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