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【成都】錦里古街で味わう四川の魅力!歴史とグルメが詰まった古い街並み

成都の中心部にある「錦里古街(きんりこがい)」は、三国志ゆかりの名所・武侯祠のすぐ隣に広がる人気観光スポットです。“成都で最も美しい古い街並み”と称され、訪れる人々をまるで時代劇の世界へと誘います。

ここは、漢代から栄えた商業通りを再現したエリアで、瓦屋根の木造建築、赤く揺れる提灯、石畳の路地が続く情緒あふれる空間。道の両脇には、色鮮やかな土産物店や手工芸品の工房、四川名物の屋台グルメが軒を連ね、歩くだけでワクワクが止まりません。

昼間は観光客や地元の人で賑わい、職人たちの手仕事や飴細工の実演、四川茶館でのんびり過ごす人々の姿が見られます。そして日が暮れると、通りは一変。赤い提灯とライトアップに包まれ、建物が黄金色に輝き、幻想的な雰囲気が広がります。屋台から漂うスパイスの香りと、人々の笑い声、川劇の音色が入り混じり、五感すべてで“成都の夜”を感じられる場所です。

「歴史、文化、グルメ、そして夜景」――そのすべてを一度に体験できるのが錦里古街。成都を訪れるなら、絶対に外せない一押しスポットです。

まるみ

ここは武侯祠のすぐ隣にある通りだよね!

まるもん

そうだよ!朝から夜まで賑わいのある通りで観光にはぴったりの場所だよ!

錦里古街の歴史と背景

錦里古街の名前にある「錦」は、古くから成都を代表する名産品である高級絹織物「蜀錦(しょくにしき)」に由来します。漢代の頃、成都はすでに織物産業で栄え、“天府の国”と呼ばれる豊かな土地として知られていました。このあたりには交易路が延び、商人や職人が集まる活気ある通りが形成され、街は日々賑わっていたといわれます。

三国志の時代には、ここ成都は蜀漢の都として政治・文化の中心地に。劉備や諸葛亮など歴史的人物が活躍した地としても知られています。錦里古街は、そうした歴史の舞台のすぐそばに位置し、当時の繁栄や文化の香りを今に伝えています。

現代の錦里古街は、2004年に成都政府によって観光地として整備されました。歴史的な建築様式を忠実に再現し、石畳の路地や木造の商家、赤い提灯などが並ぶ街並みは、訪れる人々に懐かしさと異国情緒を同時に感じさせます。単なる再現施設にとどまらず、実際に職人が手作業で作る工芸品や、四川の伝統料理を提供する屋台が並び、まさに“生きた歴史空間”として観光客を魅了し続けています。

【体験談&風情を感じる景色】

錦里は少し裏手に行くだけで、歴史を感じる風情ある景色が広がります。このような景色を見られるのは夜ではなく、朝方から夕方にかけてかなと私は思います。伝統的な建造物や工芸品など、お店をゆっくり見られる時間に見に行ってみて下さい。

見どころスポット

1. 古風な建築

錦里古街の通りには、瓦屋根の木造店舗が整然と並び、その間を赤い提灯が連なっています。昼間は落ち着いた風情が漂い、夜になると提灯の灯りが石畳を柔らかく照らし、幻想的な雰囲気に包まれます。まるで時代劇のセットに迷い込んだような感覚を味わえます。

2. 民芸品・土産物店

通り沿いには、地元職人が作る民芸品や土産物の店がぎっしり。色鮮やかな切り絵、力強い筆致の書道作品、布細工や竹細工など、見ているだけで楽しい品々が並びます。中でも、成都の伝統織物「蜀錦」は特に有名で、繊細な模様と光沢が魅力です。旅の思い出として持ち帰るのにぴったりです。

3. 茶館でのひととき

四川といえば欠かせないのが茶文化。古街の一角には、落ち着いた雰囲気の茶館があり、香り高いジャスミン茶やプーアル茶を味わえます。さらに、成都ならではの“耳掃除サービス”を体験できる店もあり、観光の合間にひと息つくのに最適です。

4. 伝統芸能のミニショー

通りを歩いていると、川劇の「変面」や雑技のミニショーに出会えることがあります。華やかな衣装と軽快な音楽、そして一瞬で変わる表情の妙技は圧巻。観光客も地元の人も足を止めて見入ってしまう、錦里古街ならではのエンターテインメントです。

5. フォトジェニックな夜景

日が暮れると、古街は一段と魅力を増します。赤い提灯とライトアップされた木造建築が作り出す光景は、まさにフォトジェニック。昼間とは全く違う幻想的な表情を見せ、写真好きにはたまらない瞬間が次々と訪れます。

【体験談&かわいらしい壁画】

私が旅に出るときに楽しみにしているのが、現地のおもしろいスポットです。この錦里にもおもしろい、写真を撮りたくなるような場所があります。それが下の写真です。ザ・中国を感じられる壁画。きっと春節には、だれもがこの壁画の前で写真を撮るんだと思います。みなさんも錦里に行ったときに探してみて下さい。

グルメ紹介

1. 鍋巴(グオバー)

土鍋で作られる香ばしいおこげスナック。パリパリとした食感とほのかな香ばしさが特徴で、そのまま食べても良し、スープに浸して味わっても良し。歩きながら片手でつまめる気軽さも魅力です。

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2. 鴨の首(ヤーボー)

香辛料でじっくり煮込んだ鴨の首肉は、四川ならではのスパイシーな味わいがクセになる一品。見た目に驚く人もいますが、地元では定番の屋台グルメ。辛さと香りが口いっぱいに広がります。

3. 鍋魁(グオクイ)

サクサクに揚げた中華風パンで、外はパリッと、中はもっちり。甘い餡や肉入り、野菜入りなどバリエーションが豊富で、小腹が空いたときにぴったりです。

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4. 担担麺(タンタンミエン)

胡麻の香りとピリ辛のスープが絶妙に絡み合う、四川の代表的麺料理。小ぶりの器で提供されることが多く、食べ歩きの合間に軽く楽しめます。

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5. 麻辣串串(マーラー・チュアンチュアン)

串に刺した肉や野菜を、四川特有の花椒と唐辛子が効いたスープで煮込む庶民派グルメ。好きな串を選んで注文できるので、辛さや種類を自分好みに調整できます。

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6. 糖画(タンフア)

溶かした飴を器用に垂らし、動物や花などの形に固める伝統的な飴細工。見ているだけでも楽しく、出来上がった飴はお土産にもなります。

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【体験談&旅行する度に見つけるこの場所】

私が旅行の最中に楽しみにしているのがご当地のチェーン店を見つけることです。ここ錦里にも世界的チェーン店のコーヒー屋さんがあります。それがスターバックスです。普段であれば文字だけでなく、看板も緑色で出しているスターバックスですが、ここ錦里のお店は周りの環境と溶け込むように、同じような店構えをしています。歴史を感じる店構えに圧倒されました。

訪問のベストタイム

1. 昼の魅力

昼間の錦里古街は、各店舗が開き始める午前中から活気にあふれています。明るい日差しの下で、古風な建築や色鮮やかな土産物をじっくり見て回るのに最適な時間帯です。屋台グルメも昼から営業しているため、食べ歩きをしながらショッピングを楽しめます。

2. 夜の魅力

日が暮れると、古街は一変。赤い提灯や建物のライトアップが街を包み込み、昼とは全く違う幻想的な景色が広がります。屋台からは香ばしい匂いが漂い、川劇の音楽や観光客の笑い声が交錯する賑やかな雰囲気に。写真映えを狙うなら、この時間帯がベストです。

3. 混雑を避けるコツ

週末や祝日は観光客で大変混雑します。落ち着いて街歩きを楽しみたい場合は、平日の夜がおすすめ。程よい人の多さで活気を感じつつ、比較的スムーズに移動できます。

アクセス方法

1. 地下鉄でのアクセス

最寄り駅は、成都地下鉄3号線の「高升橋(ガオシェンチャオ)駅」。駅から錦里古街までは徒歩で約15分です。道中にはカフェや小さな商店もあり、散策気分で歩けます。駅からタクシーや配車アプリを利用すれば5分ほどで到着できます。

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2. 武侯祠とセットで観光(徒歩)

錦里古街は、三国志ゆかりの名所「武侯祠(ぶこうし)」のすぐ隣に位置しています。そのため、武侯祠の見学と錦里古街の散策を同じ日に組み合わせるのがおすすめ。歴史散策とグルメ・ショッピングが一度に楽しめます。

【体験談&武侯祠と直結の通り】

この錦里に来るときにセットとなるのが武侯祠です。武侯祠は道に面しており、出口を通ると錦里になるぐらいの近さにあります。なので出る場所さえ間違えなければすぐに錦里の雰囲気を堪能することが出来ます。私はいつも武侯祠の奥の方(北側)から出口を通り、そのまま錦里に行けるようにしています。

3. タクシー・配車アプリ利用時の住所

タクシーや中国の配車アプリ「滴滴(ディディ)」を利用する場合は、以下の住所を提示するとスムーズです。
中国語住所:四川省成都市武侯区武侯祠大街231号(锦里古街)
運転手にスマホ画面を見せるか、アプリに直接入力しましょう。

タクシーの乗り方に関しては以下の記事をご覧ください。

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観光のヒント

1. 支払いはキャッシュレスが便利で安全

錦里古街の多くの店舗や屋台では、現金よりも中国のスマホ決済サービス「WeChat Pay(微信支付)」や「Alipay(支付宝)」が主流です。特に少額の食べ歩きやお土産購入では、スマホひとつでスムーズに支払いができるので非常に便利です。また、現金を持ち歩くリスクも減るため安全面でもおすすめ。渡航前にこれらのアプリの設定やチャージ方法をしっかり準備しておくと、旅行中のストレスがぐっと軽減します。

2. 写真撮影スポットが豊富。モバイルバッテリーを忘れずに

錦里古街は、古い街並みや色鮮やかな提灯、夜のライトアップなど、写真映えするスポットが満載です。スマホやカメラでたくさん撮影したくなる場所なので、バッテリーの消耗が激しくなりがちです。モバイルバッテリーを持参したり、充電できるカフェや施設を事前に調べておくと安心です。思い出の写真をたくさん残しましょう。

3. 辛さと食べ過ぎに注意しながら楽しむ

四川料理の特徴である強い辛みは、初めての方にとっては刺激的に感じることもあります。辛いものが苦手な方は、少量ずつ試しながら食べ歩きを楽しむのがおすすめです。また、屋台の誘惑は強く、つい食べ過ぎてしまうことも多いので体調管理には気をつけてください。お水やお茶をこまめに飲むことも大切です。

4. 夜の混雑時は防犯対策を万全に

夜の錦里古街は賑わいがピークに達し、多くの観光客でごった返します。賑やかな分、スリや置き引きの被害も発生しやすいので、貴重品の管理は特に注意が必要です。カバンは前に抱える、財布やスマホはポケットではなくバッグの内側に入れるなど、基本的な防犯対策を徹底しましょう。また、人気のスポットや混雑する場所では、周囲の状況に気を配ることも大切です。

まとめ

錦里古街は、成都を訪れるなら絶対に外せない観光スポットのひとつです。ここでは、四川の豊かな文化や伝統的なグルメ、そして歴史の息吹を一度に体験できます。古き良き時代の街並みを歩きながら、職人の手仕事や地元ならではの味に触れることで、成都の魅力を深く感じられるでしょう。

また、隣接する武侯祠とセットで観光するのがおすすめです。歴史好きにはたまらない三国志の名所と、賑やかで華やかな古街の両方を楽しむことで、成都旅行の満足度がさらに高まります。

さらに錦里古街は、昼間の穏やかな散策と、夜のライトアップでの幻想的な雰囲気という、時間帯によって異なる顔を見せてくれます。もし時間に余裕があれば、ぜひ昼夜両方訪れて、それぞれの魅力を味わってみてください。

成都旅行の思い出に、錦里古街はきっと忘れられない場所になるはずです。

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