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重慶の新ランドマーク『来福士』完全ガイド|展望台・夜景・アクセス

重慶の街にそびえ立つ巨大な建築群「来福士(Raffles City Chongqing)」。
長江と嘉陵江が合流する渝中半島の先端に位置し、まるで未来都市のような独特の姿は、初めて訪れる人を圧倒します。

2019年の開業以来、ショッピングモールやホテル、オフィスに加え、展望施設「水平方舟(クリスタル・スカイブリッジ)」を備えた複合施設として、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
特に夜になるとライトアップされた来福士は、重慶の夜景を象徴する存在。クルーズ船や対岸から眺める姿も一見の価値があります。

この記事では、そんな重慶来福士の基本情報、見どころ、アクセス方法、周辺観光との組み合わせなどを詳しくご紹介します。旅行の計画を立てる際にぜひ参考にしてください。

まるみ

ショッピングモールやホテルなど入った複合施設になっているんだね!

まるもん

地元の人、旅行者にとっても楽しめる場所になっているんだよ!

来福士とは?

重慶の来福士(Raffles City Chongqing)は、渝中半島の先端、長江と嘉陵江が交わる合流点に建つ巨大複合施設です。
設計を手がけたのは、シンガポールの「マリーナベイ・サンズ」を設計したことで知られる世界的建築家モシェ・サフディその独創的なデザインから、開業当初から大きな注目を集めました。

2019年にオープンした来福士は、8棟の超高層ビルと、それらを空中でつなぐ「水平方舟(クリスタル・スカイブリッジ)」が特徴です。まるで未来都市を思わせる建築は、重慶の新たなシンボルとして地元の人々や観光客に親しまれています。

見どころスポット

水平方舟(The Crystal)

来福士の最大の目玉といえば、やはり高さ約340mに位置する展望施設「水平方舟(クリスタル)」です。空中に浮かぶ船のような独特なデザインは、遠くから見ても一目でわかる象徴的な建築。展望台からは、長江と嘉陵江の合流点、重慶の摩天楼群、渝中半島の街並みを一望できます。

昼間は遠くまで広がる都市景観や川沿いの景色を楽しめ、夜になると建物自体がライトアップされ、川面に映る光と相まって幻想的な夜景を堪能できます。さらに、ガラス張りの床や空中庭園など、スリルとフォトジェニックなポイントが盛りだくさん。展望台内は撮影スポットも多く、訪れる観光客の多くが記念写真を撮っています。

【体験談&ガラス張りの床】

ここ来福祉のガラス張りの床はおもしろいアトラクションとして地元の人や旅行者でにぎわいます。ガラス張りの床を歩くときは専用のスリッパをはく必要があります。少し滑りやすいのでゆっくりと気を付けながら歩くといいでしょう。

また、ここには床の上を歩くだけでなく、すぐ横にブランコやVRを使った乗り物もあります。子どもだけでなく、大人も楽しめる観光スポットなのでぜひ行ってみて下さい。

ショッピングモール

来福士の下層階には、広大なショッピングモールが広がります。高級ブランドショップからカジュアルなファッション、日用品や雑貨まで揃っており、ショッピングだけでも半日楽しめる規模です。重慶グルメのレストランやカフェも充実していて、例えば四川料理や重慶火鍋を楽しむことも可能。観光の合間に立ち寄って食事や休憩をするのに最適です。

また、モール内には地元のデザインショップやお土産店もあり、観光客だけでなく地元の人々も多く訪れる活気ある空間になっています。季節ごとの装飾やイベントも行われるため、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力です。

【体験談&ちょっと嬉しい日系飲食店】

ここ来福士には日系企業のお寿司屋さんがあります。それが「はま寿司」です。重慶は中国で一番人口が多い都市ですが、それと比例して日本人を含む外国人も多くいます。中国料理だけでなく、日本料理、イタリア料理屋さんなど多国籍の飲食店があるのは嬉しいものです。

ホテル・オフィス

来福士は宿泊やビジネス利用も可能な複合施設です。アスコット系列のホテルをはじめ、旅行者向けの宿泊施設も整っており、観光の拠点として便利。オフィス棟も併設されているため、平日は地元ビジネスマンの往来で常に賑わいがあります。都市の中心に位置するため、徒歩圏内で解放碑や洪崖洞などの観光スポットにもアクセスできるのも魅力です。

リバーサイドの景観

建物の外に出ると、長江沿いに整備されたデッキや遊歩道があり、昼間は散策を楽しんだり川沿いの風景を眺めたりすることができます。夜になるとライトアップされた来福士の建物と川面に映る光景が美しく、写真撮影や夜の散歩にぴったりです。川沿いのカフェでゆったり休みながら景色を楽しむこともでき、川と都市が融合する独特の景観は重慶ならではの魅力です。

来福士は、展望台からの絶景、ショッピング、グルメ、宿泊、そしてリバーサイドの散策まで、一日中楽しめる複合施設として観光客に人気です。昼も夜も、それぞれ違った魅力を味わえるのがポイントで、訪れるタイミングによってさまざまな表情を楽しめます。

夜景・ライトアップ

来福士は、今や「重慶の夜景観光の新名所」として定着しています。昼間の未来的な姿も迫力がありますが、本当の見どころは日が暮れてから。巨大なビル群全体がライトアップされ、川辺の街並みとともに幻想的な光景を作り出します。

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特におすすめなのが、嘉陵江や長江を行き交うクルーズ船から見上げる夜景。川面に映る光とともに、近未来都市を思わせる景色を楽しむことができます。建物の上から眺める景色と、下から仰ぎ見る迫力は全く違うので、両方体験するのがおすすめです。

また、来福士を背景に写真を撮るなら、いくつかの定番スポットがあります。

  • 南山一棵樹展望台:重慶の高層ビル群を一望できる絶景ポイント
  • 洪崖洞付近:古風な建物とライトアップされた来福士が同時に収まる人気撮影スポット

重慶の夜景といえば長江索道や洪崖洞が有名ですが、来福士の存在感は別格。「光の都市・重慶」を象徴するランドマークとして、ぜひ夜に訪れたい場所です。

行き方・アクセス

来福士は重慶中心部に位置しており、アクセスはとても便利です。

地下鉄

最寄り駅は地下鉄「小什字駅」で、駅から直結しているため雨の日でも安心。重慶市内の主要観光地やショッピングエリアからもアクセスしやすく、観光客にとって最も便利な移動手段です。

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空港・鉄道駅から

  • 重慶江北国際空港から:地下鉄3号線に乗り、途中で換乗して「小什字駅」へ。所要時間は約1時間。
  • 重慶北駅から:地下鉄で20〜30分ほど。タクシーを利用すれば渋滞がなければ20分程度で到着します。

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タクシー・配車アプリ

荷物が多い場合や夜遅くの移動には、タクシーや中国で一般的な配車アプリ滴滴出行(ディディ)の利用が便利です。市内中心部のため運転手も場所をよく知っており、スムーズに到着できます。住所をアプリに入力もしくは運転手に伝える場合は「重庆市渝中区朝天门接圣街8号」になります。

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アクセスの良さも、来福士が観光スポットとして人気を集める理由のひとつです。

訪問のヒント

チケット購入方法

来福士の展望台や一部施設は事前予約が便利です。公式サイトや旅行アプリで購入できるほか、現地での購入も可能ですが、週末や祝日はチケットが売り切れることもあります。事前にオンラインで予約しておくと、長い行列に並ぶ必要がなく、スムーズに入場できます。

混雑する時間帯

展望台やショッピングモールは、夜や週末になると非常に混雑します。特に夜景を目的に訪れる観光客が多く、写真を撮ったり景色をゆっくり楽しむのが難しくなることもあります。混雑を避けたい場合は、平日や午前中に訪れるのがおすすめです。また、昼と夜で全く異なる景色を楽しめるので、時間に余裕があれば両方訪れるのも良いでしょう。

昼と夜の景色の違い

展望台からの景色は、昼と夜でまったく異なる魅力があります。昼間は長江と嘉陵江、重慶の街並みや遠くの山々まで見渡せ、街の活気を肌で感じることができます。夜はビル群や川面に映るライトアップが幻想的で、昼とは別の迫力ある景色を楽しめます。写真撮影を楽しみたい場合も、昼と夜で違った雰囲気の写真を残せるのが魅力です。

安全・服装のポイント

展望台やガラス床の体験はスリル満点ですが、高所が苦手な方は無理せず手すりや安全バーを活用してください。服装は歩きやすい靴を選ぶと、展望台だけでなくショッピングや周辺散策も快適に楽しめます。

周辺観光とセットで楽しむ

来福士を訪れたら、周辺の観光スポットもあわせて巡ると、より充実した重慶旅行を楽しめます。徒歩圏内や地下鉄で簡単にアクセスできる場所が多く、1日で「未来都市」と「伝統的街並み」「ショッピング」「歴史」を満喫するプランが可能です。

洪崖洞

来福士から歩いてすぐの洪崖洞は、重慶観光の定番スポットです。川沿いに立ち並ぶ吊り下げ建築は、まるで昔の町並みが空中に浮かんでいるかのような独特の景観を持っています。昼間は木造建築の趣きを楽しめますが、夜になるとライトアップが始まり、幻想的な光景に変貌。屋台やショップも豊富で、観光客も地元の人々も訪れる賑やかなスポットです。写真撮影はもちろん、散策やグルメ巡りも楽しめます。

解放碑歩行街

ショッピングや食事を楽しみたい場合は、来福士から地下鉄や徒歩でアクセスできる解放碑歩行街がおすすめ。高級ブランドから地元のセレクトショップまで多彩なお店が並び、重慶ならではのグルメレストランやカフェも充実しています。昼間はショッピング、夕方から夜は街のライトアップと人々の賑わいを体感でき、重慶の「今」の文化を感じられるスポットです。

人民大礼堂

少し足を伸ばすと、荘厳な建築が印象的な人民大礼堂も見学できます。中国の伝統的な建築様式を取り入れたこの建物は、重慶の歴史と文化を象徴する存在。内部見学も可能な日があり、展示や建築の細部を見ることで、来福士の近未来的な建物とのコントラストを楽しむことができます。

巡るタイミングのおすすめ

来福士と周辺スポットを組み合わせるなら、夕方から夜にかけて巡るルートがおすすめです。昼間はショッピングや街歩き、歴史建築の観察を楽しみ、夜は来福士と洪崖洞のライトアップを堪能。長江沿いの川風にあたりながらの散策は、重慶の立体的な都市景観を感じられる贅沢な時間です。

こうして来福士と周辺観光を一日で回れば、重慶の「未来都市×歴史×伝統×グルメ」を一度に体験でき、初めて訪れる旅行者にもおすすめの充実ルートとなります。

まとめ

重慶の来福士(Raffles City Chongqing)は、まさに“未来都市”を体感できるランドマークです。展望台からの絶景、夜景のライトアップ、ショッピングやグルメ、そして快適な宿泊施設まで、観光・体験・買い物がすべて揃う複合施設として、多くの旅行者に愛されています。

昼と夜で異なる表情を見せる建物群や、周辺の洪崖洞・解放碑歩行街・長江索道などとの組み合わせ観光も楽しめるため、重慶旅行のハイライトとして外せないスポットです。

重慶を訪れる際は、ぜひ来福士で未来都市の魅力と絶景を体感してみてください。

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