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深セン旅行で外せない!華強電子世界ってどんなところ?

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中国・深センの中心部にある「華強電子世界(ファーチャン・ディエンズー・シージエ)」は、まさに“電子部品のワンダーランド”。秋葉原を10倍にしたようなスケールで、所狭しと並ぶ無数の電子パーツやガジェット、スマホ部品の数々。

「電子工作が好き」「珍しいガジェットを探したい」「スマホを格安で修理・改造したい」——そんな方にとって、この場所は夢のような空間です。

今回は、そんな華強電子世界の魅力や歩き方、実際に行ってみた体験談を交えながら、初めて訪れる方にも分かりやすくご紹介します。

まるみ

華強電子世界ってどんなところだろう?

まるもん

ガジェット好きの人にはたまらない場所だよ!一緒に見ていこう

1. はじめに:華強電子世界とは?

中国・広東省の経済都市「深セン(Shenzhen)」にある「華強電子世界(Huaqiang Electronics World)」は、世界中の電子機器マニアや開発者が集まる、まさに“電子部品の聖地”です。

東京の秋葉原に例えられることも多く、無数の電子パーツ店やガジェットショップが入った巨大なビル群が立ち並ぶこのエリアでは、LEDや基板、ケーブルなどの基本的な部品から、スマートフォンのパーツ、ドローン、3Dプリンター用パーツまで、ありとあらゆる電子関連商品が販売されています。

複数のビルにわたり、何百・何千もの店舗が軒を連ねるその様子は圧巻。業者や技術者はもちろん、一般の旅行者でも気軽に見て回れるので、ガジェット好きや電子工作に興味のある人にはたまらないスポットです。

2. アクセス方法

華強電子世界は、深セン市福田区の「華強北(ファーチャンベイ)」エリアに位置しており、深セン地下鉄を使えばとてもアクセスしやすい場所にあります。

最寄り駅

  • 地下鉄1号線「华强路(ファーチャンルー)」駅
  • 地下鉄2号線・7号線「华强北(ファーチャンベイ)」駅

どちらの駅からも徒歩5分ほどで、複数の電子ビルが立ち並ぶ「華強北商圏」の中心にアクセスできます。初めての方には、「华强北」駅のA出口またはC出口を使うのがおすすめです。

深セン市内からのアクセス

深センの中心部や羅湖駅、深圳湾口岸などから地下鉄で簡単にアクセス可能です。たとえば:

  • 羅湖駅から:地下鉄1号線で「华强路」駅まで約15分
  • 深圳北駅から:地下鉄4号線 → 1号線(乗換)で約30〜40分
  • 深圳湾口岸から:タクシーで約20〜30分、または地下鉄9号線 → 7号線で乗換

上記の写真の青色の線上に「华强北」、緑色の線上に「华强路」があります。詳しい路線図はこちらから

道に迷わないために

駅を出るとすぐに「華強電子世界」「賽格電子市場(SEG Plaza)」と書かれた高層ビルが見えてきます。目印になるのは、高さ70階の「賽格ビル(SEG Plaza)」。その周辺一帯が電子街になっているので、迷わずたどり着けるでしょう。

3. 華強電子世界で買えるもの

華強電子世界には、電子機器やガジェット関連のあらゆるアイテムが揃っており、まるで“リアルなAmazon”とも言える場所です。プロの開発者から趣味のDIY愛好家まで、誰もがワクワクするような商品がぎっしりと並んでいます。

■ 電子部品(抵抗・LED・基板など)

電子工作に欠かせない基本パーツが1個単位で手に入ります。抵抗やコンデンサ、LED、ジャンパーワイヤー、各種コネクタ、ブレッドボードなど、種類も豊富。秋葉原で探すよりも遥かに安く手に入ることもあります。

■ スマホパーツ(ケース、画面、バッテリー、カメラなど)

スマートフォンの修理やカスタマイズに使えるパーツが豊富に揃っています。ケース、液晶画面、バッテリー、カメラモジュール、ボタンパーツなど、主要メーカーのほとんどのモデルに対応した部品が並んでおり、修理業者がまとめ買いする姿もよく見られます。

■ ドローン・ラジコン・3Dプリンタ部品

最近人気のドローンやラジコン向けのモーター、プロペラ、コントローラー、FPVカメラなどの専門部品も充実。さらに、3Dプリンタの部品(ノズルやベッド、制御ボードなど)も手に入るので、自作派にはたまりません。

■ 開発ボード(Arduino、Raspberry Piなど)

マイコンや開発ボードも豊富。Arduino、ESP32、Raspberry Piをはじめ、STM32や各種センサーモジュールなど、ハードウェア開発者にとって夢のようなパーツ群が格安で手に入ります。

■ ノートPCやスマホのジャンク品・中古品

修理ベースのジャンクノートPCやスマホ、中古のノートパソコンなども販売されています。技術に自信があれば掘り出し物を見つけるチャンスです。

■ ガジェット系アクセサリー

スマホスタンドやスマートウォッチ、USBケーブル、LEDライト、Bluetoothスピーカーなどの小物も豊富。量販店では見かけないようなアイデア商品も多く、見ているだけでも楽しめます。

【体験談&驚きの体験】

日本ではあまり見ることがないスマートリング。日本で売られている値段と比べると半額程で売られています。粗悪品もあるので注意が必要ですが、たとえ故障してもここに持ってくればOKです。

4. 買い物のコツ・注意点

華強電子世界での買い物は、日本とはひと味違った“ローカルなルール”があります。初めての方でもトラブルなく楽しむために、以下のポイントを押さえておくと安心です。

■ 値段交渉は当たり前

華強電子世界では、ほとんどの店で価格表示がされておらず、値段交渉が前提です。店員に「この値段は?」と聞くと最初は高めの金額を言われることが多いため、そこから2〜3割は安くなると考えて交渉しましょう。

✅ 値切りのコツ:

  • 「他の店でもっと安かった」と言ってみる
  • 複数個まとめ買いをする
  • 電卓やスマホで数字を見せながら交渉
  • 無理に押し切らず、ダメなら他の店へ(同じ商品が複数の店で売られていることが多い)

私もためしに「他の店の方がもっと安かったよ」と言ってみました。すると、すぐに値下げしてくれました。

■ 支払い方法に注意

多くの店舗では現金(人民元)かモバイル決済(WeChat Pay/Alipay)が主流で、クレジットカードはほぼ使えません。中国のモバイル決済は便利ですが、外国人の利用にはハードルがあるため、現金を持参するのが無難です。ただ、大きな額を渡してもおつりがないと言われるので注意が必要です。

※最近ではAlipayに海外クレジットカードを紐付けて使える仕組みもありますが、事前準備が必要です。

■ 偽物・粗悪品には注意

とにかく品数が多い分、コピー品や粗悪品も混じっているのが実情です。特にブランドパーツやバッテリー類は要注意。信頼できる店かどうかは、以下のような点を目安にしましょう。

✅ 店選びのポイント:

  • 商品に型番やスペックが明記されている
  • 専門性の高そうなスタッフがいる
  • 長年営業していそうな店構え(雑居ビルの上階ほど業者向けで信頼できることも)
  • 他のお客さんが多い(地元の技術者が使っている店は信頼度高め)

■ 言葉の壁はあるが、対応可能

多くの店では英語は通じませんが、簡単な中国語+翻訳アプリ+ジェスチャーでなんとかなります。価格交渉は数字でやりとりできるため、語学が苦手な人でも心配は不要です。私の場合、パーツ屋のおじさんが、商品説明を電卓+スマホ翻訳+ジェスチャーで完全対応してくれました。

おすすめアプリ:

  • Google翻訳(画像翻訳や音声も可)
  • 有道翻訳(中国での翻訳アプリとして人気)
  • 電卓アプリ(交渉用)

5. おすすめのフロア・建物紹介

華強電子世界の魅力は、何と言ってもその広大な規模と多様なビル群。周辺一帯にいくつもの電子専門ビルが密集しており、それぞれ特徴があります。ここでは、初めての方でも回りやすい主要ビルをご紹介します。

■ 華強電子世界1号館(Huaqiang Electronics World Building 1)

初心者に一番おすすめのビル。1階から上階まで、さまざまな電子部品・スマホアクセサリー・ガジェットが並んでおり、一般の買い物客でも入りやすい雰囲気です。

  • 1〜2階:スマホケースや充電器などのアクセサリー類
  • 3〜5階:LED、ケーブル、各種電子部品、工具類など
  • 比較的英語対応の店も多く、観光客もよく見かけます

■ 賽格電子市場(SEG Electronics Market)

地元業者やプロの開発者が通う本格派ビル。電子部品の専門性が高く、価格もリーズナブル。「安く大量に買いたい」「マニアックな部品を探している」という人にはこちらが向いています。

  • 1〜3階:電子部品(IC、チップ、基板など)
  • 4階以上:ノートPCやスマホ修理、中古パーツ販売など
  • SEG Plaza(賽格ビル)という超高層ビルが目印

■ 初心者におすすめの回り方

  1. まずは「華強電子世界1号館」で雰囲気に慣れる
  2. 物足りなくなったら「賽格電子市場」で本格的に部品探し
  3. 時間があれば周辺ビルもじっくり探索

徒歩で移動できる距離に密集しているので、“電子パーツのテーマパーク”のような感覚で楽しめます

【体験談&初めて見る光景】

日本ではあまり見ることは出来ない目の前で修理している姿。下のような場面が華強電子世界のいろんな場所で見ることが出来ます。

6. 筆者の思う華強電子世界内、周辺のおすすめスポット

華強電子世界がある「華強北(ファーチャンベイ)」エリアは、電子街だけでなく、買い物や食事、休憩にも便利なスポットがたくさんあります。買い物の合間に立ち寄れるおすすめの場所をいくつかご紹介します。

■ (華強電子世界内)電子ガジェット好き向けの専門店

「電子パーツ以外も見てみたい」「面白いガジェットが欲しい」そんな方には以下のような店もおすすめです。

小米之家(华强电子世界店)
 → スマホ、スマート家電、電動歯ブラシなど、Xiaomiの最新製品が体験・購入可能。おしゃれな店内で、価格もリーズナブル。

DJI大疆(深圳华强电子世界授权体验店)
 → ドローンやジンバルの世界的メーカー。実機デモやアクセサリーの販売もあり。ドローンを試運転させてもらうこともできますよ。

■ (周辺)フードコート・カフェ・レストラン(ちょっと休憩したいときに)

電子街を歩き回ると意外と疲れるもの。そんなときは、気軽に立ち寄れる飲食スポットでひと休みしましょう。

万商电脑城内の飲食店コーナー

 → 広東料理や麺類、点心、甘いスイーツなど中国ローカルフードが楽しめる。手頃な価格で種類も豊富。

7. まとめ:華強電子世界は、技術好きには夢のような場所!

深センの「華強電子世界」は、まさに世界最大級の“電子のテーマパーク”。抵抗ひとつからドローン部品、スマホ修理パーツまで、ありとあらゆるガジェットや部品がひしめいており、技術好き・DIY派・開発者にとっては天国のような空間です。

はじめて訪れる方でも、

  • まずは「華強電子世界1号館」などの初心者向けビルから回る
  • 現金やWeChat Payを用意しておく
  • 値段交渉を楽しむ
  • 偽物や粗悪品に気をつける
    といった基本のポイントを押さえておけば、安心して楽しめます。

さらに、周辺にはカフェやフードコート、ガジェット店も充実しているので、買い物以外の楽しみも盛りだくさん。技術好きな方はもちろん、ちょっと変わった深セン体験をしたい方にもおすすめです。

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