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桂林「独秀峰・王城景区」徹底ガイド|歴史と絶景を一度に楽しむ観光スポット

桂林の中心部に位置する「独秀峰・王城景区」は、街歩きの途中で気軽に訪れることができる人気観光地です。高さ66メートルの独秀峰に登れば、市内の山水や漓江を一望でき、桂林ならではの雄大な景色が広がります。さらに園内には、明代の靖江王が築いた王城の遺構や石碑群が残されており、歴史好きにとっても見逃せないスポットです。

それではここから、独秀峰・王城景区の見どころや歴史的背景、そして観光をより楽しむためのポイントをご紹介していきます。

まるみ

独秀峰・王城景区は桂林の中心地にあり、アクセスも非常にいい場所だよね!

まるもん

観光地として有名な場所だね!半日あれば十分に楽しめるスポットだよ!

基本情報・概要

桂林観光で外せないスポットのひとつが「独秀峰・王城景区」です。桂林市の中心部、かつて明代の靖江王が暮らした王城の敷地内に位置しており、現在は歴史遺産として一般公開されています。

中国では観光すべき場所のおすすめ度を5段階の等級で表すのですが、ここ独秀峰・王城景区は最高値の「AAAAA」となっています。

この景区のシンボルとなっているのが、桂林の奇岩の中でも特に有名な独秀峰。その姿は「南天一柱」と称えられ、桂林山水を代表する象徴的な存在です。また園内には、明代の靖江王府の建物や城壁跡も残されており、自然の美しさと歴史的建築を同時に楽しめるのが魅力です。

「桂林山水甲天下(桂林の山水は天下一)」という言葉を実感できる場所として、世界的にも知られており、初めて桂林を訪れる方にぜひおすすめしたい観光地です。

【体験談&チケット購入と入場】

独秀峰・王城景区は非常に大きな場所であるため、複数チケット売り場があります。私もDiDiアプリを使って独秀峰・王城景区に訪れましたが、すぐにチケット売り場を見つけることが出来ました。現地で購入するのが不安な人は予約サイトやアプリで購入できるので事前に買っておくのがおススメです。

私は西側から入場門に向かいました。西側はチケット売り場が見つけやすかったり、歴史の書かれている看板、入場門まで行きやすいメリットがあります。

下の場所が入場門になります。ここから入ってまっすぐ行くと独秀峰・王城景区の敷地内に入っていくことが出来ます。

途中に独秀峰・王城景区の全体地図や歴史の説明文が看板に載せられています。じっくりと見てから入るとより楽しめますよ。

じっくり歩きながら進んで行くともう到着です。独秀峰・王城景区の特徴でもある黄色い門が見えてきました。あとは門でチケットを提示すれば入館することができます。

歴史的背景

独秀峰・王城景区の大きな魅力は、ただ美しい景観を楽しむだけでなく、桂林の歴史そのものを体感できることにあります。

この地に築かれたのは、明代初期の靖江王城。靖江王は明王朝の宗室(皇族)にあたり、中央から派遣されて地方を統治した藩王のひとりです。彼らの居住地として建てられた王城は、かつて広大な規模を誇り、城壁や門、宮殿、祠堂などが整然と配置されていました。中国各地に王府跡は残されていますが、その多くは失われたり改変されたりしている中、桂林の靖江王城は保存状態が極めて良いと評価されています。

現在、王城の敷地は広西師範大学のキャンパスとして利用されており、学生たちが歴史遺産に囲まれて学び、生活しているのもユニークな特徴です。観光客はこのエリアを訪れることで、現代と過去が同居する不思議な空間を歩くことができます。

さらに、王城の中心にそびえる独秀峰は自然のシンボルであり、周囲の城郭や建築物と一体となって独特の景観を生み出しています。そのため独秀峰・王城景区は「桂林の歴史の縮図」とも呼ばれ、桂林山水の美しさと、中国の伝統的な王府文化を一度に味わえる稀有な場所となっています。

【体験談&歴史の勉強】

チケット売り場の近くにも独秀峰・王城景区の歴史を知ることのできる場所がありましたが、この敷地内にもそのような歴史を勉強できる場所がいたるところにあります。時間に余裕のある人はゆっくりと見ながら観光すると良いと思います。

ちなみにここにはガイドの方を交えて、周回するサービスがあります。中国語を話せる方で、より詳しく知りたい方は利用すると良い思います。

見どころスポット

■ 独秀峰(どくしゅうほう)

景区の中心にそびえる独秀峰は、標高66メートルの奇岩で、「南天一柱」と称される桂林のシンボル的存在です。階段を登っていくと、山頂からは桂林市内と漓江の流れを360度ぐるりと一望でき、その雄大な景色はまさに「桂林山水甲天下」を実感できる瞬間です。途中には歴代の文人や官僚が残した詩や題字が岩壁に刻まれており、その中には「桂林山水甲天下」の有名な石碑も見ることができます。自然美と文化的遺産が融合した絶好のスポットです。

■ 靖江王府跡

独秀峰のふもとに広がる靖江王府は、明代の藩王の居城として建てられた建築群で、中国各地に残る王府の中でも保存状態が最も良いといわれています。南大門をはじめとする堅固な城壁、儀式が行われた太祖殿、かつての生活を偲ばせる建物跡などが残されており、当時の威厳ある王府の姿を垣間見ることができます。歴史好きな人にとっては必見のエリアです。

■ 桂林碑林

景区内には「桂林碑林」と呼ばれる石碑群もあり、ここでは歴代の書家や官僚が残した書法を鑑賞できます。数百年にわたる刻字は、単なる記録としてだけでなく、芸術作品としての価値も高いものです。特に中国の書道に関心のある方にとっては、じっくり時間をかけて楽しめる見どころといえるでしょう。

【体験談&地図を見ながらまわるとよし】

独秀峰・王城景区は敷地内が非常に大きく、地図なしではどのように回れば、すべての箇所を効率よく回れるか分かりません。なので入場の際は必ずパンフレットをもらっておきましょう。このパンフレット内に地図が載せられており、どのように回ればよいかも書かれています。また、トイレの位置なども書かれているので困ったときに便利ですよ。

上で挙げた見どころスポット以外にもたくさんの映える写真の撮れる場所があるので地図を見ながら効率よくまわってみて下さい。

体験ポイント

独秀峰・王城景区を訪れてまず印象的なのは、歴史的遺産と自然景観が見事に融合していることです。城壁や古い門を通り抜けると、すぐ目の前に奇岩・独秀峰がそびえ立ち、まるで過去と現在の境界を越えたような感覚に包まれます。石畳の道を歩くだけでも、桂林の長い歴史の息づかいを感じられるでしょう。

山頂までは比較的登りやすい階段が整備されており、途中には歴代の文人たちの刻んだ詩や題字が点在しています。それらを読みながら進むと、単なる登山ではなく「歴史散策」をしている気分になります。そして頂上に到達すると、眼下には桂林市街と漓江の流れ、さらに遠くには独特のカルスト地形の山並みが広がり、360度のパノラマビューが待っています。朝靄や夕暮れ時に訪れると、より幻想的な風景に出会えるのも魅力です。

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また、このスポットの魅力は、誰もが自分なりの楽しみ方を見つけられること。歴史好きなら王府跡や石碑群を丹念に見学するのがおすすめですし、写真好きなら山頂からの絶景や古代建築を背景にした構図が楽しめます。一方で「歴史はよくわからない」という人でも、桂林らしい景観を肌で感じるだけで十分満足できるでしょう。城内の散策やちょっとした登山を通して、体も心もリフレッシュできるのも大きな魅力です。

【体験談&「福」のプレゼント】

この独秀峰・王城景区にはあるポイントに色々な字体をした「福」の漢字が掲示されています。その種類の多さに驚きますが、どの感じも趣があって大変すばらしいものです。この「福」という漢字にちなんだ面白い体験をすることができます。

面白い体験するために、こちらの建物に入って下さい。建物の大きさからかなり目立つのですぐに見つけられると思います。

中に入ってみると「福」と刻まれたスタンプがあり、朱肉を付けて紙に字を写すことが出来ます。写したものは持ち帰ることができるので、縁起の良いものとして持っておくと良いと思います。

観光のコツ

■ 所要時間と散策の目安

独秀峰・王城景区をじっくり楽しむなら、1.5〜2時間程度を目安に計画すると良いでしょう。山頂までの登山、王府跡や碑林の見学、写真撮影や休憩を含めても、半日で十分満喫できます。時間に余裕を持たせれば、焦らずに景色や歴史を堪能でき、特に写真撮影を楽しみたい人にはおすすめです。

■ 混雑を避けるタイミング

観光客が少なく、快適に散策できるのは朝早めの時間帯です。午前中は空気も爽やかで涼しく、山頂への登山も体力的に楽に感じられます。特に夏季は日中の気温が高くなるため、朝の涼しい時間に訪れることで、汗をかかずに快適に景観を楽しめます。また、朝の柔らかい光が独秀峰や城壁を照らす景色は、写真映えも抜群です。

【体験談&朝は撮りたいショットを撮れる】

人気のスポットであるからこそ、多くの方が観光されたり、写真を撮りに来ます。私は開いてすぐに来たので問題なかったですが、帰りの時にはかなりの人が来ていました。良い風景やスポットで写真を撮りたい方は朝早めに来た方が良いです。

■ 歴史展示の理解を深めるコツ

王城内の展示や碑文には多くの場合中国語が中心で書かれているため、事前に靖江王城の歴史や独秀峰の由来を少し調べておくと理解が深まります。ガイドアプリや現地の簡単な解説マップを活用すれば、展示の背景や建築の意味もより楽しめます。歴史や書法に興味がある方は、じっくり見学すると新しい発見があるでしょう。

■ 周辺スポットとの組み合わせ

独秀峰・王城景区は桂林市街地中心に位置しており、周囲には飲食店やカフェ、ショッピングエリアも充実しています。散策の合間に地元料理を味わったり、正陽歩行街や象鼻山などの観光スポットと組み合わせて回ると、効率的に桂林の街を満喫できます。また、観光の前後にカフェで休憩をはさむと、体力的にも余裕をもって楽しめるでしょう。

周辺観光との組み合わせ

■ 东西巷・正阳路歩行街

独秀峰・王城景区の近くには、桂林の歴史と文化を感じられる东西巷(東西巷)や、観光客に人気のショッピングストリートである正阳路歩行街があります。东西巷では、古い建物が並ぶ路地を歩きながら、伝統的な土産物や地元のスイーツを楽しむことができます。一方、正阳路歩行街では、カフェやレストラン、土産物店が集中しており、観光の合間に休憩や食事をとるのに最適です。王城観光と合わせて訪れることで、歴史的景観と現代の街並みの両方を体感できます。

■ 象鼻山

桂林観光の象徴的存在である象鼻山も、独秀峰・王城景区とセットで訪れやすいスポットです。漓江のほとりにそびえる象鼻山は、象の鼻の形に似た独特の岩山で、昼間は青々とした山水と漓江の流れのコントラストが美しく、夜にはライトアップされ幻想的な景色を楽しめます。独秀峰で市街地を一望した後に象鼻山を訪れれば、桂林の自然美をより立体的に体感できます。徒歩や短距離タクシーでアクセス可能なため、半日で両方を回ることも十分可能です。

■ 日月双塔

さらに、桂林市街地にある日月双塔も観光のハイライトとしておすすめです。池に映る双塔の姿は写真映え抜群で、園内には散策路や庭園も整備されており、ゆったり歩きながら景色を楽しめます。特に夕方から夜にかけてのライトアップ時には、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気が広がり、ロマンチックな写真スポットとしても人気です。独秀峰観光の後に訪れることで、歴史・自然・街並みのすべてをバランスよく楽しむことができます。

まとめ

桂林観光に訪れるなら、「独秀峰・王城景区」は外せない定番スポットです。独秀峰の雄大な景色は「桂林山水甲天下」の名にふさわしく、市街地や漓江の流れ、遠くのカルスト地形まで一望でき、訪れた人の目を圧倒します。

一方、王城跡や碑林などの歴史的建築は、明代の靖江王府の面影を今に伝え、単なる自然景観の観光地とは一線を画しています。自然美と歴史が一度に楽しめるため、桂林ならではの魅力を凝縮して体験できる場所といえるでしょう。

さらに、独秀峰・王城景区の周辺には东西巷や正阳路歩行街、象鼻山、日月双塔など、観光・食事・散策を楽しめるスポットも豊富にあります。写真撮影を楽しみたい人、歴史や建築に興味がある人、街歩きやグルメも楽しみたい人など、幅広い層におすすめできるのもこの景区の魅力です。

桂林を訪れた際は、ぜひ時間をゆったりと取り、独秀峰・王城景区で自然美と歴史の両方を満喫してみてください。登頂の爽快感や、王城跡の静かな佇まい、そして周辺の街歩きまで含めると、忘れられない桂林の旅の思い出になること間違いありません。

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