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中国旅行の必需品!街中で借りられるモバイルバッテリーレンタル徹底ガイド

中国を旅行するとき、欠かせない存在といえば「スマートフォン」です。観光地までの道順を調べたり、翻訳アプリで現地の人とやり取りしたり、さらにWeChat PayやAlipayを使ったキャッシュレス決済まで、旅行中は常にスマホをフル活用することになります。
しかし、便利さの裏で悩まされるのが「バッテリー切れ」。長時間の外出や写真・動画撮影を続けていると、あっという間に残量がなくなってしまいます。

そんなときに頼りになるのが、中国で街中に広く普及しているモバイルバッテリーレンタルサービスです。コンビニやカフェ、ショッピングモール、駅など至るところで簡単に借りられ、どこでも返却できるこの仕組みは、旅行者にとってまさに救世主。日本ではまだそこまで浸透していないサービスですが、中国では日常の一部となっており、一度使えばその便利さに驚くはずです。

まるみ

中国ですごく便利なものがこのモバイルバッテリーだよね!

まるもん

中国では普及率が高いから、モバイルバッテリーを持ち歩かなくても街中にレンタルできるものがあるよ!

レンタルの仕組み

中国のモバイルバッテリーレンタルは、シェアサイクルやシェアスクーターと同じく「シェアリングエコノミー」の一環として普及しています。街中の至るところに専用のステーション(充電器が並んだボックス)が設置されており、利用方法はとてもシンプルです。

ステーションに表示されているQRコードをスマホでスキャンすると、WeChatやAlipayのアプリに自動的に接続され、支払い方法の登録が完了します。その後、バッテリーが自動で取り出せる仕組みになっており、数十秒で利用を始められるのが特徴です。

さらに便利なのは、返却は借りた場所に限らず、同じ会社のステーションならどこでも可能という点。観光の途中で借りて、別のエリアの駅や商業施設で返すことができるので、移動が多い旅行者にとっては非常に使いやすいサービスとなっています。

利用できる場所

中国のモバイルバッテリーレンタルは、旅行者の行動パターンに合わせて非常に幅広い場所に設置されています。特に多いのが、大型商業施設やショッピングモールです。広い施設内で買い物や食事をしていると長時間過ごすことになるため、充電スポットとして利用する人も多く、必ずといっていいほど設置されています。

また、駅や空港といった交通拠点にも数多く設置されており、移動中にスマホの充電が心配になったときでも安心。特に長距離列車や飛行機に乗る前にバッテリーを確保しておけるのは旅行者にとって大きなメリットです。

さらに、日常的によく立ち寄るコンビニや飲食店にも導入されています。マクドナルドやスターバックス、火鍋チェーン店など、ちょっとした休憩中に気軽に借りられるのが便利です。

そして旅行者に嬉しいのが、観光地の入り口付近にも設置されていること。観光地の中で写真や動画を撮っているうちに電池が切れてしまう心配がなく、思う存分撮影や情報検索を楽しめます。

主なサービス提供会社

中国ではモバイルバッテリーレンタルが非常に普及しており、いくつかの大手企業がシェアを争っています。旅行者が街中で目にすることが多い代表的なサービス会社は以下の通りです。

街電(Jiedian)

中国全土に展開している最大手の一つで、都市部では特にステーションの数が多く、見つけやすいブランドです。シンプルで使いやすいアプリ操作も特徴で、初めて利用する旅行者でも迷わず使えます

街电 https://www.jiedian.live/

怪獣充電(Energy Monster)

緑色の怪獣キャラクターが目印で、商業施設や飲食店、駅などに幅広く設置されています。見た目が目立つので、街中でもすぐに発見できるのが便利です。

怪兽充电 https://www.enmonster.com/

美団(Meituan)

黄色を基調としたデザインで、ショッピングモールや観光地の入り口などに多く設置されています。アプリの操作が簡単で、対応しているケーブルの種類も豊富なため、旅行者に優しいサービスです。

美団 https://123.meituan.com/serve/web/business/137?source=mtqygw

これらの会社のステーションは都市部だけでなく観光地や交通拠点にも広く配置されており、「借りたいときに見つからない」という心配はほとんどありませんどの会社もスマホアプリで利用状況やステーションの空き状況を確認できるので、旅行者でも安心して活用できます。

【体験談&外国人が使える会社と使えない会社】

中国の駐在員が良く使うモバイルバッテリーですが、外国人が使える会社と使えない会社があります。私の友人は美団だけ使うことが出来て、何度か他の会社のモバイルバッテリーを試しましたが使えないという表示が出たそうです。これはパスポートの色やビザの種類による可能性があるそうです。美団で使えないという話は聞いたことがないので、困ったら黄色のモバイルバッテリーを探してみると良いかもしれません。

料金の目安

気になる料金ですが、中国のモバイルバッテリーレンタルはとても手頃な価格で利用できます。一般的には1時間あたり1〜3元(約20〜60円程度)に設定されており、ちょっとした充電なら数十円で済むのが魅力です。

さらに、多くのサービスでは24時間あたりの上限料金が決まっていて、長時間使っても料金が跳ね上がらない仕組みになっています。そのため、安心して持ち歩くことができます。

ただし注意点として、長期間返却しないと「購入」扱いになる場合があるということ。例えば数日間返し忘れると、バッテリーの本体代金が自動的に請求されるケースもあります。旅行中は特に返却を忘れないよう、利用時間を確認しておくと安心です。

利用方法の流れ

実際にモバイルバッテリーレンタルを使う手順は、とても簡単です。旅行者でも迷うことなく利用できます。

1.ステーションを見つける

商業施設や飲食店の入口付近に設置されていることが多いので、まずはバッテリーステーションを探しましょう。

2.QRコードをスキャン

ステーションに貼られているQRコードを、スマホのWeChatAlipayアプリでスキャンします。自動的にサービス画面が開き、支払い方法や利用開始の確認が表示されます。

【体験談&アプリ内の手続きの流れ】

①スキャンをしたらこの画面になる。

②右下の黄色ボタン「免押金租借」を押す。

③ここで借りる条件に関する画面が出てくるので気にせず「我知道了」を押す。

➃ローディング画面になる。

⑤バッテリーのデポジットを払う画面になる。

⑥値段が出てくる。左下は別端末で払う場合、右下は自分(今の端末)で払う場合となる。

⑦今回は別端末から払ってみることにした。

⑩借りるまでのローディング画面。真ん中の「知道了」のボタンを押す。

⑧払い終えたら、借りるスポットに行く。一番下のボタンを押す。

⑪借りれている画面。時間が経つにつれて画面中央左部分の数字が増える。

⑨使用するかどうか聞かれるので、使用する場合は一番下のボタンを押す。

⑫バッテリーを返却したら、評価の画面に切り替わり終了。

3.モバイルバッテリーが出てくる

承認されると、ステーションのスロットからモバイルバッテリーが自動的に押し出されます。

4.充電を開始

バッテリー本体には複数のケーブルが内蔵されており、Type-C / Lightning / MicroUSB などほとんどのスマホに対応。自分の端子に合わせてすぐに充電できます。

5.返却する

使い終わったら、同じ会社のステーションの空いているスロットに差し込むだけで返却完了。アプリに返却通知が届き、利用時間に応じて自動で料金が決済されます。

このように、一連の流れはわずか数分で完了するため、初めての旅行者でも安心して利用できます。

支払い方法

モバイルバッテリーレンタルの支払いは、基本的にWeChat PayまたはAlipayで行われます。中国では日常生活のあらゆる場面でスマホ決済が主流となっており、このサービスも例外ではありません。

近年は外国人旅行者にも使いやすいように、クレジットカードやデビットカードを事前にアプリに登録することで利用可能になっています。たとえば、VISAやMastercardを紐づけておけば、現地の銀行口座がなくても支払いができる仕組みです。

また、一部のレンタル会社では英語表記や外国人向けの利用案内を用意しており、中国語が分からない旅行者でも安心して利用できるようになっています。支払い面でのハードルは年々下がってきているため、初めての旅行者でも気軽に試せるのが嬉しいポイントです。

旅行者への注意点・コツ

便利なモバイルバッテリーレンタルですが、旅行者が利用する際にはいくつか注意点があります。

会社ごとに返却場所が異なる

借りた会社と違う会社のステーションでは返却できません。必ず同じブランドのステーションを利用するようにしましょう。

返却忘れに注意

返却を忘れると、長時間の利用料が加算されたり、バッテリー代金が自動で請求される「購入扱い」になる場合があります。旅行中は返却のタイミングを意識しておくことが大切です。

利用規約や料金上限の確認

借りる前に、利用規約や24時間の上限料金などをチェックしておくと安心です。思わぬ高額請求を防ぐことができます。

混雑する場所では早めに確保

空港や観光地のステーションは混雑していることが多く、バッテリーが空っぽの場合もあります。充電が必要な場合は、余裕をもって早めに借りるのがおすすめです。

これらのポイントを押さえておくと、トラブルなく便利にモバイルバッテリーを活用できます。

日本との違い・便利さ

日本でも最近モバイルバッテリーレンタルサービスが少しずつ登場していますが、まだ普及途上で、街中の至るところで気軽に借りられるという状況には程遠いのが現状です。

一方、中国では大都市だけでなく観光地や商業施設、交通拠点に至るまで、ほぼどこにでもモバイルバッテリーステーションが設置されており、日常生活の一部として完全に定着しています。旅行者にとっては、スマホの充電切れの不安をほとんど感じることなく観光を楽しめるのが大きな魅力です。

まさに「スマホ依存社会」の中国ならではの便利サービスで、旅行者もこの利便性を体験すれば、その快適さに驚くことでしょう。

まとめ

中国の街中で利用できるモバイルバッテリーレンタルは、旅行者にとって心強いサービスです。長時間の観光や移動でも、手軽にスマホを充電できるので、バッテリー切れの心配を気にせず楽しむことができます。

料金は安く、返却もどこでも可能なため、旅行中の利便性は抜群です。日本ではまだそこまで普及していないサービスですが、中国では日常の一部として完全に定着しており、スマホが欠かせない旅行者にとっては欠かせない存在となっています。

旅行前に少し使い方や注意点を押さえておくだけで、より快適で安心な中国旅行が楽しめるでしょう。

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