「仕事で中国に行くことが決まった」「長期的に中国に旅行をしに行こうと思う」色々な事情で中国に渡航する人がいると思います。
渡航することが決まった人たちにとって一番の不安が現地に来る前にどのような予防接種を打った方が良いのかということだと思います。
海外に来て病院にかかることは中々ハードルが高いですし、高額な医療費を請求されることもあります。だからこそ現地に行くまでにしっかりと身体のメンテナンスは終えておきたいという所が本音だと思います。
私も中国に渡航してからしばらく経ちましたが、来る前にどのような病気にかかる可能性があるかよく調べたものでした。
ここでは私の経験をもとに中国に渡航をする前に日本で打っておいた方が良い予防接種や、また現地でも打つ場所はあるのかなどを書いていきたいと思います。
ただ、中国への渡航にあたって必要な予防接種については、それぞれ感染リスクをどのように考えるかということが重要です。
専門医(渡航外来、トラベルクリニック)にご相談の上、ここで紹介されていること、されていないことに関して判断するのは自己責任でお願いします。
予防接種したワクチン
私が予防接種したワクチンは全部で5種類になります。
- A型肝炎
- B型肝炎
- 狂犬病
- 破傷風
- 日本脳炎
日本の予防接種の接種年齢を見てみると麻しんや風しんはすでに打っていたため今回は打ちませんでした。また新型コロナウイルスの予防接種に関しては3回まで打ちました。
ちなみに、厚生労働省で推奨される東アジア(中国)の予防接種の内訳は下のようになっています。私はこの表から必要なものを考えてワクチンを打ちました。
予防接種の計画について
上の表を見ながら接種するワクチンを決めたわけですが、打つためにはある一定の間隔をお医者さんと決めたりしなければなりません。
私の場合は12月末に仕事で渡航することが決まったので、年明けすぐに近くのトラベルワクチンを打てる病院に予約をしました。ただ、私の場合は予約してすぐに打てたわけではなく、ワクチンの取り寄せが必要でした。
1週間~10日間ほどかかってワクチンを取り寄せ、結局のところ最初にワクチンを接種出来たのは1月末ぐらいでした。
狂犬病・B型肝炎・A型肝炎・破傷風
1回目の接種が終わり、次は2月の上旬に2回目の接種を行いました。
日本脳炎・狂犬病
3回目の接種は2月の末でした。本来であれば4回目を打たなければいけないのですが、6っか月後に接種をしなければならないということで、すでに渡航をしている日にちだったので打つのは断念しました。
狂犬病・A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎
ただ病院の方にお聞きしましたが4回目を打つことが出来る人は仕事の関係もあり難しいという人も多いとおっしゃっていました。
以上、簡単にワクチン接種の流れについて書きました。
現地でもワクチン接種の場所はあるのか
結論から言うと打てる地域と打てない地域があります。現在私が住んでいる広東省にはワクチンを接種できる場所がありますが、友人に聞くと近くに打つ場所は見つからないと話していました。
社区衛生服務中心(Community Health Care Center)という緑の看板で建てられている病院では、中国のスケジュールに沿った定期接種を原則無料(ワクチンの種類によっては有料)で受けられます。ただ、日本と中国では接種スケジュールが違うので注意が必要です。
それ以外の公的医療機関、私立の医療機関では有料となります。私立の医療機関であれば日本語・英語対応をしてくれる場所が多いので私の場合は私立の医療機関でワクチンを取り寄せてもらい、子どものワクチン接種をしました。
自身で選択して取り寄せてもらう方が安心という面が大きいです。
中国のワクチン接種に関する情報は日本の総領事館のHPに載せられています。必ず渡航前に見て、何をどこで接種するのかよく検討してみると良いと思います。
まとめ
以上どうだったでしょうか。赴任前のワクチン接種は非常に重要です。
特にお子さんがいる場合は現地の公的な病院を利用するのか私立の病院を利用するのかは大きく異なります。慎重に選んで頂き安心安全に暮らせるようにして下さい。