1.はじめての広州観光ガイド|人気スポット・グルメ・アクセス情報まとめ
中国・広東省の省都「広州(こうしゅう/Guangzhou)」は、古くから海外との交易で栄えた港町であり、今もなお“南中国の玄関口”として多くの人を魅了し続けています。近代的な高層ビルと、歴史を感じる古い街並みが同居するこの都市では、本場の広東料理や多彩な観光スポット、そしてローカルな日常風景まで、旅人の五感を刺激する魅力が詰まっています。
この記事では、そんな広州の見どころを、観光スポット・グルメ・アクセス・宿泊情報などを交えて分かりやすくご紹介します。初めて広州を訪れる方はもちろん、リピーターの方にも役立つ情報をたっぷり詰め込みました。旅の計画にぜひお役立てください!
広州ってどんな街なのかな?
広州は観光地やグルメが詰まっている街だよ!この記事を見て勉強しよう!
2.広州ってどんな街?

広州(こうしゅう/Guangzhou)は、中国南部に位置する広東省の省都であり、長い歴史と活気あふれる都市文化を持つ大都市です。人口は1,500万人を超え、中国でも有数の経済・商業の中心地として知られています。
その歴史は2,000年以上にも及び、「海のシルクロード」の出発点として世界との交易が盛んだったことから、今も多くの文化が入り交じる国際都市の雰囲気を感じられます。また、広州は「広東料理の本場」としても有名で、飲茶(ヤムチャ)文化の発祥地として多くの美食家を惹きつけています。
近代的な高層ビルが立ち並ぶ一方で、伝統的な建築や下町の風情も残されており、まさに「近代と伝統が融合した活気ある都市」。観光・グルメ・ショッピングと、どんな目的の旅行者でも満足できる都市です。
3.おすすめ観光スポット ベスト7
広州は、近代都市としての顔と、歴史文化の香りが色濃く残る街並みの両方を楽しめる魅力的な都市です。ここでは、観光客に人気のスポットを7つ厳選し、それぞれの見どころを詳しくご紹介します。
1. 広州塔(Canton Tower/広州塔)
高さ600メートルを誇る中国でも有数の超高層タワーで、広州のランドマーク的存在です。ユニークなねじれ構造のデザインは一目見たら忘れられないインパクト。昼間は広州の街並みをパノラマで眺められ、夜は美しくライトアップされた幻想的な姿を楽しめます。タワー内には展望台やレストラン、スカイウォークなどのアトラクションがあり、高所好きにはたまらない体験ができます。

2. 大佛寺(だいぶつじ)

広州市中心部に位置する仏教寺院で、落ち着いた雰囲気の中に荘厳な仏像や伝統的な建築が並びます。特に、高さ6メートル以上もある巨大な金色の釈迦如来像は圧巻。喧騒から離れて心を整えたい方にぴったりのスポットです。地元の人々も参拝に訪れる、歴史と信仰が息づく場所で、旅の途中に立ち寄って静かな時間を過ごしてみるのもおすすめです。
3. 陳家祠(陳氏書院)

清朝時代に建てられた伝統的な広東建築の傑作で、細部まで丁寧に作り込まれた木彫・石彫・陶磁装飾の美しさは必見です。元々は陳氏一族が学問や宗教儀式に使用していた祠堂で、現在は博物館として一般公開されています。中国南部の伝統建築や工芸に興味がある方には特におすすめ。観光スポットとしても写真映えするスポットです。
4. 上下九歩行街(Shangxiajiu Pedestrian Street)

広州有数の繁華街で、清末〜民国時代の歴史的な西洋建築が並ぶレトロな雰囲気の中、ローカルなお店や屋台が軒を連ねています。広東料理の老舗や、庶民的な食堂、ファッションや雑貨のショップが並び、食べ歩きにもショッピングにもぴったりのスポット。人通りも多く、歩いているだけでも広州のエネルギーを感じることができます。
5. 北京路歩行街(Beijing Road Pedestrian Street)

もう一つの人気ショッピングエリア。上下九と比べてよりモダンな印象で、百貨店やチェーン店、ブランドショップが立ち並びます。北京路の地下にはガラス越しに見える古代の石畳道(漢代〜宋代)が保存されていて、買い物を楽しみながら歴史にも触れることができるユニークな場所です。夜はライトアップされて賑わいが増し、観光にも最適です。
6. 広州動物園

広州の中心部にある動物園で、アクセスも良好。パンダ、トラ、ゾウ、カバなど約500種類以上の動物を飼育しており、特に家族連れに人気のスポットです。園内は広々としていて、のんびり散策しながら動物たちと触れ合えます。価格もリーズナブルなので、気軽に立ち寄れる観光地のひとつです。
7. 長隆野生動物世界(Chimelong Safari Park)

市内中心部から車で約1時間の場所にある、中国最大級のサファリパーク。世界各国の珍しい動物たちが自然に近い環境で飼育されており、観覧車や列車、車で回る「ドライブスルーサファリ」など様々なスタイルで見学できます。動物との距離が近く、写真撮影にもぴったり。丸一日かけて楽しめるテーマパーク型の動物園で、大人も子どもも大満足の観光地です。
4.広州グルメ紹介|“食は広州にあり”を体感しよう
広州は「食は広州にあり(食在广州)」という言葉で知られるほど、グルメの街として世界的に評価されています。中でも「広東料理」は中国八大料理のひとつで、素材の持ち味を生かし、あっさりとした味付けが特徴。日本人にもなじみやすく、初めての中国旅行でも安心して楽しめる味です。
本場で味わう広東料理の定番4選
広州を訪れたら、ぜひ本場の広東料理を味わってみてください。特に以下の4つは、街中の食堂から高級レストランまで広く親しまれています。
点心(ディムサム)

小籠包、海老蒸し餃子、シュウマイ、春巻きなど、一口サイズの料理が蒸籠で次々に運ばれてくるスタイルが特徴。家族や友人とシェアしながら、何品も楽しむのが定番です。味だけでなく、見た目も繊細で美しく、まさに芸術品のよう。
焼味(シウメイ)

パリッと焼かれた皮とジューシーな肉のバランスが絶妙な「ローストダック(焼鴨)」や「チャーシュー(叉焼)」など、炭火でじっくり焼いた肉料理が人気。ご飯の上にのせて丼にしたり、おかずとしてシェアしたり、ローカルな食堂で味わうのが醍醐味です。
腸粉(チョンファン)

米粉を使ったもちもちのクレープ生地で具を包み、甘辛いタレをかけて食べるシンプルながら奥深い一品。エビやチャーシュー、卵など中身もさまざまで、朝食や軽食としても大人気。屋台でもよく見かけます。
湯(タン)
広東料理では「スープ文化」が非常に重視されており、「一日一湯」が生活の中に根づいています。薬膳を取り入れた滋養スープや、素材の旨味が溶け出した透明なスープは、体調を整えるにもぴったりです。

地元の人の朝は“飲茶”から始まる
広州の朝は“飲茶(ヤムチャ)”で始まります。飲茶とは、お茶を飲みながら点心を楽しむ食文化で、まるで日本のモーニングのように地元の人々に親しまれています。朝7時頃から営業している店も多く、地元のお年寄りが新聞を読みながらゆったりと過ごす姿も見られます。
おすすめの老舗店:
陶陶居(タオタオチュイ)(上下九歩行街付近)

広州の飲茶文化を語る上で欠かせない名店。レトロで落ち着いた雰囲気の中、本格的な点心と上質なお茶を楽しめます。創業100年以上の歴史を持つ老舗で、観光客にも地元民にも大人気。
蓮香楼(リェンシャンロウ)

古き良き広州を感じられる、趣のある飲茶店。店員さんが蒸籠を乗せたワゴンを押して回るスタイルが残っており、まるで映画のワンシーンのよう。注文しながら点心を目で選べる楽しさもあります。
屋台グルメ vs 高級レストラン、どっちも試してみよう!
広州では、街角のローカル屋台から高級ホテル内のレストランまで、あらゆるスタイルで食の楽しみ方があります。両方を体験することで、広東料理の奥深さをより実感できるでしょう。
地元屋台・小吃店(スナック店)
腸粉や魚団子スープ、豆腐花(甘い豆腐スイーツ)など、1杯数元から楽しめる庶民の味が勢揃い。夜になるとナイトマーケットも登場し、ローカルグルメの宝庫に変身します。観光の合間にさくっと立ち寄るのにぴったり。
高級レストラン・ホテルダイニング
美しい盛り付けと上質な素材で提供される広東料理のコースは、記念日や特別な食事におすすめ。北京ダックや高級海鮮、繊細な点心などが味わえる贅沢なひとときを過ごせます。服装に気を付けたい場所もあるので、少しフォーマルな準備をしておくと安心です。
5.交通・アクセス情報|広州の移動は思ったよりスムーズ!
広州への行き方:空の玄関は「広州白雲国際空港」

広州へのアクセスは、日本からは直行便が便利です。成田、羽田、関西、中部など主要な空港から、広州の「白雲国際空港(Guangzhou Baiyun International Airport)」へはおよそ4〜6時間程度。中国南部最大級の空港で、到着後の移動もスムーズです。
空港から市内中心部(天河区や越秀区)までは、タクシーで約40〜60分、地下鉄なら約1時間程度。空港からは地下鉄3号線が直結しているため、渋滞を避けたい場合は地下鉄利用がおすすめです。空港リムジンバスも複数路線あり、宿泊先によっては便利な選択肢となります。
市内交通:地下鉄がとにかく便利で安心!
広州の市内移動は、圧倒的に地下鉄が便利です。市内全域に網の目のように路線が走っており、観光スポットの多くも駅から徒歩圏内。案内表示や車内アナウンスは中国語と英語の両方があるため、旅行者でも利用しやすいのが特徴です。
特に、以下の路線が観光には便利です:
- 地下鉄1号線:上下九歩行街・陳家祠などのアクセスに便利
- 地下鉄3号線:空港や広州塔、天河方面への移動に
- 地下鉄6号線:北京路歩行街や歴史エリア方面にアクセス可
交通ICカード「羊城通(ようじょうつう)」でラクラク移動!

広州では、日本のSuicaやICOCAのような交通ICカード「羊城通(Yang Cheng Tong)」がとても便利です。地下鉄、バス、フェリー、さらに一部のコンビニや自販機でも利用可能。チャージ式で、1枚持っていれば移動がかなりスムーズになります。
カードは地下鉄の各駅窓口や自動券売機、一部のコンビニ(7-Elevenなど)で購入できます。デポジットはかかりますが、帰国時に返却すれば一部返金も可能です。
また、スマートフォンにWeChat PayやAlipayを導入している方であれば、「デジタル羊城通」機能を使ってスマホだけで改札を通過することも可能。キャッシュレス派には特に便利です。
6.おすすめの滞在エリア|旅のスタイルに合わせて選ぼう
広州は広大な都市ですが、観光や宿泊の拠点として便利なエリアはいくつかに絞られます。どんな旅をしたいかによって、滞在エリアを選ぶのが快適な旅のコツ。ここでは代表的なエリアを、目的別にわかりやすくご紹介します。


家族連れにおすすめ:天河区(てんがく)
天河区は、広州のビジネス・ショッピングの中心地。地下鉄やバスのアクセスも良く、空港や観光地への移動もスムーズです。大型ショッピングモールやレストランが充実しており、小さなお子様連れでも食事や買い物に困ることはありません。
さらに、広州動物園や科学センターなど、子どもが楽しめるスポットにも近く、家族旅行にはぴったりのエリアです。ホテルの種類も豊富で、清潔・安全な中級〜高級ホテルが選べます。
カップルや夫婦旅におすすめ:越秀区(えつしゅうく)
歴史を感じる町歩きが楽しめるのが越秀区。陳家祠や北京路歩行街、沙面エリアなど、レトロでロマンチックな雰囲気が漂うスポットが点在しています。昔ながらの建物が残るエリアでは、おしゃれなカフェや隠れ家的レストランも見つかるので、のんびりと散策するのにぴったりです。
また、近くには広州の文化施設も集まっているので、広州博物館や中山紀念堂など文化的なデートにも◎。落ち着いた旅をしたいカップルにおすすめです。
一人旅・初めての旅行者におすすめ:天河区 or 越秀区
広州が初めてという方には、アクセスと治安の良さで安心できる「天河区」がおすすめです。交通の便がよく、駅近のビジネスホテルやチェーン系の宿も多いため、言葉の不安があっても比較的スムーズに滞在できます。
一方で、「地元らしさ」「ローカルな空気感」を重視したい一人旅には越秀区も魅力的。市場やローカル食堂など、日常の広州に触れられる場所が多く、深く記憶に残る旅になるでしょう。
7.旅の豆知識・注意点|広州をもっと快適に旅するための知恵袋
初めて訪れる都市では、「ちょっとした違い」や「現地の常識」を知っておくだけで、旅の快適さがぐっと変わります。ここでは、広州旅行をより安心して楽しむための基本情報や、現地でよくある質問・気をつけたいポイントをまとめました。特に初めて中国を訪れる方は、ぜひチェックしておきましょう!
① 言語のポイント:広州では広東語が主流。でも普通話(標準中国語)も安心材料に

広州のある広東省では、地元の人たちは広東語(粤語)を話すのが日常です。広東語は日本語でいうと関西弁や沖縄方言のようなもので、標準中国語(普通話)とは発音や語彙が大きく異なります。そのため、中国語を学習していても、広東語の会話は全く理解できないことも。
とはいえ、観光地やホテル、空港、ショッピングモールなどでは、普通話もきちんと通じます。中国政府が推進している「普通話教育」によって、若い世代は普通話を理解できる人がほとんどです。
また、外国人観光客に対しては、簡単な英語を話せるスタッフも増えており、翻訳アプリを使えば基本的なやり取りに困ることはあまりありません。心配な方は、紙に漢字で行き先や住所を書いておくのも有効です。
② 広州の気候とベストシーズン:春と秋が旅には最適!

広州は亜熱帯性モンスーン気候に属しており、四季の変化はありますが、全体的に「暑くて湿気が多い」印象の街です。特に夏場の湿度は非常に高く、蒸し暑さが体にこたえることも。旅の季節選びはとても大切です。
おすすめの季節は「春(3〜5月)」と「秋(10〜11月)」。これらの季節は比較的気温が穏やかで湿度も抑えられており、観光に最適な時期です。
- 春:平均気温は20〜25℃前後。木々が青々とし、過ごしやすい。花の名所も楽しめます。
- 秋:カラッとした晴天が多く、爽やかな気候。人混みも比較的落ち着いています。
- 夏(6〜9月):気温は35℃を超える日も多く、スコールのような激しい雨が降ることも。屋内観光が中心に。
- 冬(12〜2月):気温は10〜15℃ほど。ダウンまでは不要ですが、冷え込む夜にはセーターや軽いコートがあると安心。
※なお、広州の冬は暖房が弱いことが多いため、ホテルの暖房設備は事前に確認するとよいでしょう。
③ 水・トイレ事情:中国旅行では基本の備えが大事

中国全般に言えることですが、水道水は飲用不可です。現地の人も水道水を直接飲むことはなく、必ず煮沸するか、ペットボトルのミネラルウォーターを利用します。コンビニやスーパーでは安価で購入できるので、外出時は常に1本持ち歩くのが安心です。
また、トイレ事情にも要注意。観光地や大型施設のトイレは比較的きれいで洋式が増えてきましたが、紙が備え付けられていないことが多いため、ポケットティッシュと除菌シートは必需品。加えて、古い施設では和式便器(しゃがみ式)も多いため、慣れていない方は覚悟が必要かもしれません。
④ スマホ・通信・キャッシュレス事情:中国では「スマホが命」

広州をはじめ、中国の都市部ではほぼすべての生活がスマホで完結できます。支払い、交通、レストラン予約、翻訳…あらゆる場面で活躍するため、スマートフォンはまさに旅の相棒。
■ 通信手段はどうする?
- 海外SIMカード(中国対応)を日本で購入しておくと、現地での通信が快適。
- ポケットWi-Fiのレンタルも便利ですが、複数人での利用に適しています。
- フリーWi-Fiはホテルや空港、カフェで利用可能ですが、SMS認証が必要な場合があるので、SIMがない人は使いづらいことも。
■ おすすめアプリ
- WeChat(微信):中国版LINE。QR決済、翻訳、連絡、地図共有など万能。
- Alipay(支付宝):旅行者向けアカウントでQR決済が可能に。クレカ連携もOK。
- DiDi出行:配車アプリ。タクシーを呼ぶのがスムーズで安心。
- 百度地図/高徳地図:Googleマップより正確なルート案内。バス・地下鉄検索に最適。
■ 支払いはどうする?
現地ではほとんどの人がQRコード決済(WeChat Pay、Alipay)を使用しています。最近は外国人旅行者でもパスポートとクレジットカードで簡単にアカウント登録できるようになりました。現金は必要最低限でOK(小規模なローカル屋台などで使うことも)。
⑤ その他の便利な豆知識

- チップ文化は基本なし。レストランやタクシーなどでチップは不要です。
- コンセントは日本と同じAタイプが主流ですが、電圧は220Vのため、ドライヤーや充電器は対応機種か変圧器の用意を。
- トラブル対策としては、翻訳アプリ・ホテルの名刺・WeChatで連絡手段の確保をしておくと安心。
8.モデルコース(1日〜2日)|テーマ別に楽しむ広州旅プラン

広州は見どころや食の魅力がギュッと詰まった都市なので、限られた日程でも十分に楽しめます。ここでは、初めて訪れる方におすすめの「定番観光モデルコース」と「グルメ満喫コース」の2種類をご紹介します。
はじめての広州観光 1日モデルコース
主要スポットを1日で効率よく巡る王道プラン

▶ 朝(8:00〜)|地元の飲茶で朝ごはん
・おすすめ:陶陶居(上下九店)や点都徳
・メニュー:小籠包、腸粉、エビ餃子などの広東点心を味わいながら、現地の“朝飲茶文化”を体験。
▶ 午前(10:00〜)|陳家祠(陳氏書院)を見学
・広東建築の傑作ともいわれる美しい祠堂。彫刻や装飾の細工に注目。
▶ 昼(12:00〜)|上下九歩行街でショッピングと軽食
・ローカルフードをつまみながら、歴史ある街並みと現代的なお店が混在する通りを散策。
・おすすめグルメ:牛雑湯(牛モツスープ)、沙琪瑪(お菓子)
▶ 午後(14:00〜)|沙面島へ移動して西洋建築の街並み散策
・イギリス租界時代の名残が残るエリア。フォトスポット多数。
▶ 夕方(17:00〜)|広州塔(Canton Tower)で夜景観賞
・高さ600mを超えるタワーからの夕暮れと夜景は圧巻。
・展望台やスカイウォーク(ガラス床)もスリル満点。
▶ 夜(19:00〜)|タワー周辺でディナー
・高層階のレストランや珠江沿いの屋外ダイニングで広州料理を堪能。
グルメ中心の2日間モデルコース
食べて歩いて広州の“うまい”を満喫するコース

【1日目】
▶ 朝|地元飲茶の老舗で朝食
・おすすめ店:蓮香楼、点都徳
・点心を片手に、地元のお年寄りに混ざって“朝茶”をゆっくり楽しむ。
▶ 午前|北京路歩行街でローカルスナック食べ歩き
・エッグタルト、腸粉、豆腐花などの軽食をつまみながら散策。
▶ 昼|広東焼味ランチ
・おすすめ:焼鴨(ローストダック)、チャーシューなどが絶品のレストラン「南信牛奶甜品專家」
▶ 午後|広州動物園でのんびり
・パンダや南国の動物たちに癒されながら、ゆっくりとした午後を。
▶ 夜|夜市グルメ&ビール
・おすすめ夜市:上下九エリア周辺の屋台街
・串焼きや麺、炒飯など地元の味を体験。
【2日目】
▶ 朝|広州のご当地粥と揚げパンで朝食
・「艇仔粥(ティンザイジョウ)」や油条(揚げパン)など、広東スタイルの朝食を体験。
▶ 午前|伝統とモダンの融合「広東民間工芸博物館(陳家祠)」
・彫刻・陶芸・漆器など、広東の職人技をじっくり鑑賞。
▶ 昼|珠江沿いのモダンなレストランでランチ
・新しいスタイルの広東料理(創作点心など)や海鮮メニューも豊富。
▶ 午後|お土産ショッピング
・場所:北京路商業エリアやTeeMall(天河城)など。
・おすすめ:ジャスミン茶、月餅、広東漢方、雑貨など。
▶ 帰路へ(空港へは地下鉄orDiDiでスムーズに)
9.まとめ・感想|また訪れたくなる“あたたかい大都市”
実際に広州を訪れてみて一番印象的だったのは、人々のあたたかさと、街全体に流れるのんびりした空気感でした。大都市でありながらも、どこか親しみやすく、観光客に対してもオープンで優しい雰囲気があります。
歴史的な建物と現代的な高層ビルが自然に共存し、食事はどこで食べてもハズレがないほど美味しい。そして何より、早朝の飲茶に始まり、夜の川辺の夜景で締めくくる1日の流れがとても心地よく、旅というより“暮らすように過ごせる街”だと感じました。
グルメ好きの方はもちろん、文化や建築、ちょっと異国情緒を味わいたい方にもぴったりの広州。また季節を変えて訪れたら、違う魅力が見えてくるのでは?と感じさせる、そんな懐の深い旅先です。
次回はもっとローカルな市場を巡ったり、広州近郊の町まで足を伸ばしたりして、さらにディープな広州を味わってみたいと思います。