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はじめてでも安心!中国の地下鉄の乗り方完全ガイド

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中国を旅行するなら、地下鉄の利用は欠かせません。私の住んでいる深圳や北京、上海、広州といった比較的大きな都市では地下鉄網が非常に発達しており、観光地や繁華街、空港などのアクセスにもとても便利です。

タクシーに比べて料金が安く、渋滞の影響も受けにくいため、時間が読みやすいのも大きな魅力。また、近年では英語表記や音声案内も充実しており、外国人観光客でも比較的スムーズに利用できるようになっています。

本記事では、初めて中国を訪れる方や言葉に不安がある方でも安心して地下鉄を使えるように、深圳を中心に乗車前の準備からチケットの購入方法、乗り方、注意点までを詳しく解説します。ぜひ参考にして、快適な中国旅行を楽しんでください!

1. 中国(深圳)の地下鉄の基本情報

深圳の地下鉄は、市内をくまなく結ぶ便利な交通手段です。旅行者にとっても使いやすく、安全で清潔、そして料金も安いのが特徴です。ここでは、地下鉄を利用する前に知っておきたい基本情報をまとめました。

● 運行時間

深圳の地下鉄は、路線によって若干異なりますが、一般的には朝6:30頃から夜23:00頃まで運行しています。終電は駅や曜日によっても変わるので、事前にアプリなどで確認しておくと安心です。

● 路線数

2025年現在、深圳市内には19の地下鉄路線が運行しており、今後も拡大が予定されています。それぞれの路線には番号(例:1号線、5号線など)とカラーが付けられていて、路線図も見やすく、初めての人でも迷いにくくなっています。

● 主要駅

深圳には、観光や移動に便利な主要駅がいくつかあります。以下はその一例です:

  • 羅湖駅(Luohu):香港とのイミグレーション(羅湖口岸)に直結。香港から深圳に入る人の玄関口。
  • 福田駅(Futian):市中心部。高鉄(高速鉄道)も乗り入れており、広州方面へのアクセスも良好。
  • 深圳北駅(Shenzhen North):中国各地と結ぶ高速鉄道の拠点駅。地下鉄でのアクセスも便利です。

これらの駅はいずれも複数路線が交差する「乗換駅」となっており、旅行中に利用する機会が多いでしょう。

2. チケットの買い方・種類

深圳の地下鉄では、「1回券(トークン)」と「ICカード(深圳通)」の2種類の乗車方法があります。どちらも簡単に利用できますが、それぞれの特徴を知っておくと、よりスムーズに移動できます。

切符(トークン)の買い方

旅行者がもっともよく使うのが、1回ごとに購入する「トークン型切符」です。見た目は小さな緑色のプラスチック製のコインで、これを改札機にタッチして使います。

▷ 自動券売機の使い方

駅構内に設置されている自動券売機はタッチパネル式で、英語表示にも対応しているため、中国語がわからなくても安心です。以下のような手順で操作します:

【体験談&購入方法】

①駅の中にある発券機の緑のボタン「购买」を押します。

②行きたい駅の路線を選びます。

③行きたい駅を選びます。

➃人数(枚数)を選ぶ。支払いは現金 or QRコードで行います。

⑤あとは(深圳では)緑のトークンが出てくるので、タッチして改札を通ります。ちなみホームに入る時はタッチ、出るときは穴に入れます。

▷ 金額の目安

乗車料金は距離に応じて決まり、初乗りは2元(約40円)から。市内中心部を数駅移動するだけなら2〜4元程度で済みます。

深圳通カード(Shenzhen Tong)

何度も地下鉄を利用する予定がある方には、交通ICカード「深圳通」がおすすめです。SuicaやPASMOのように、改札でピッとタッチするだけで乗車でき、運賃も割引されます。

▷ どこで買えるか

  • 地下鉄の駅窓口(カウンター)
  • 一部のコンビニ(例:7-Eleven、ファミリーマート)

カード本体の価格は20元〜30元程度(※デポジット制)で、購入時にチャージも一緒に行うのが一般的です。

【体験談&チャージ方法】

①駅の中にあるチャージ機の画面に「充值」と書かれているので、そのボタンを押します。

②あとは簡単。右側の所にカードを置いて、チャージしたい分のお金を投入するだけです。スマホアプリ(支付宝、微信支付)からもチャージ可能です。

※スマホ決済は中国の銀行口座と連携が必要な場合があるため、旅行者は現金チャージが基本です。また、操作が難しいと感じる場合は係の人に聞くのも良いですよ。

▷ 短期滞在者におすすめな理由

  • 毎回切符を買う手間が省ける
  • 混雑時に券売機の列に並ばなくて済む
  • 地下鉄だけでなくバスや一部のフェリーにも使える
  • チャージしておけば金額が足りる限り何度でも利用可能

3. 地下鉄の乗り方ステップガイド

深圳の地下鉄はとても近代的で、初めての旅行者でも迷わず利用できるようになっています。ここでは、実際に地下鉄に乗るまでの流れを6つのステップで紹介します。

① 駅に入る

まずは地下鉄の駅を見つけましょう。駅の入口には大きく「地铁(Metro)」と書かれた看板があり、路線番号とカラーも表示されています。地下へ降りると改札や券売機があります。

② セキュリティチェック(荷物検査あり)

中国の地下鉄では、すべての駅でセキュリティチェックがあります。駅に入る前に、空港のように荷物をX線検査機に通す必要があります。飲み物は専用の機械で検査されるか、その場で一口飲んで見せるように求められます。

検査は簡単なので、並んでもスムーズに進みます。

③ 券売機で買った切符 or 深圳通をピッと

セキュリティチェックが終わったら、切符(トークン)か深圳通を改札機にタッチしましょう。

④ ホームで電車を待つ(路線図の見方)

改札を通ったら、路線図を確認しながら目的地の方面のホームへ向かいます。駅構内やホームには、英語付きの路線図や矢印表示が多数あるため、迷いにくいです。

進行方向が不安なときは、駅員さんや周囲の人に「〇〇 station?」と聞いても親切に教えてくれます。

⑤ 車内の注意点(アナウンスは中国語&英語)

車内は清潔で冷房もしっかり効いています。アナウンスは中国語と英語の2か国語対応なので、降りる駅も安心して把握できます。

  • 優先席は妊婦・高齢者・障がい者・子連れに
  • 混雑時は奥へ詰めて立つのがマナー
  • 飲食は禁止なのでご注意を

⑥ 降車後の出口表示の見方

目的地の駅に着いたら、降車後は「出口(Exit)」の表示に従って地上へ向かいます。出口には「A1」「B2」などの番号があり、それぞれの出口がどこへ通じているかが案内されています。

観光地や施設によっては「〇〇出口が便利」とガイドブックやGoogleマップに書かれているので、事前に確認するとスムーズです。

4. アプリ&便利ツール

深圳の地下鉄は、スマートフォンを活用するとさらに快適に利用できます。ここでは、旅行中に役立つアプリやツールを紹介します。

● 地下鉄の公式アプリ・乗換案内アプリ

深圳では、以下のような地図アプリや乗換案内アプリがとても便利です。いずれも無料で利用でき、路線検索や乗り換え案内が簡単にできます。

腾讯地图(Tencent Map)
 中国で定番の地図アプリ。地下鉄の乗り換えや出口情報も詳しく掲載。英語モード対応あり。

高德地图(Amap)
 精度が高く、リアルタイムの交通状況も表示されます。路線図の表示や徒歩ナビも可能。

※どちらも中国国内ではGoogleマップよりも精度が高くおすすめです。

● オフラインで使える地下鉄路線図PDF

中国では、インターネットが制限される場合があるため、オフラインでも見られる地下鉄路線図PDFをスマホに保存しておくと安心です。

  • 深圳地下鉄の路線図は、「Shenzhen Metro PDF」などで検索すると最新版が手に入ります。
  • また、ホテルや観光案内所などで紙の路線図をもらえることもあります。

スクリーンショットを撮っておくと、通信がなくてもすぐ確認できて便利です。

● 微信支付(WeChat Pay)・支付宝(Alipay)での支払い方法

中国では現金よりもスマホ決済が主流です。深圳の地下鉄でも、以下の方法でチケット購入や改札の通過が可能です。

微信支付(WeChat Pay)
アプリ内にある「乗车码(QRコード)」を使って、改札機にタッチすれば乗車できます。

支付宝(Alipay)
「Metro」などのミニアプリを開き、乗車用のQRコードを表示してタッチで乗車可能。

これらを利用するには、中国の銀行口座と連携している必要があるため、旅行者は利用できないこともあります。最近ではクレジットカードで使える観光客向けAlipay/WeChat Payのサービスも増えてきているので、事前に登録しておくと◎。

補足:中国ではGoogleやLINEが使えないため、VPNの準備もお忘れなく!

5. 覚えておきたい中国地下鉄マナー・注意点

深圳の地下鉄は便利で快適ですが、日本と少し異なるルールやマナーもあります。初めて利用する旅行者向けに、覚えておきたいポイントを紹介します。

● 混雑時間帯に注意(通勤ラッシュ)

深圳は人口も多く、朝(7:30〜9:30)と夕方(17:30〜19:30)の通勤ラッシュ時は非常に混雑します。特に1号線・3号線・5号線などの主要路線はぎゅうぎゅうになることも。

観光での移動は、できるだけラッシュ時間を避けると快適です。

● 地下鉄内は飲食禁止

中国の地下鉄では、車内での飲食は禁止されています。水を飲む程度なら黙認されることもありますが、食べ物やにおいの強い飲料などは注意される場合も。

ガムやお菓子もマナー違反とされることがあるので、改札を通る前に済ませておきましょう。

● 車内でのスマホ使用はOK

地下鉄内では、通話・スマホ操作ともに問題ありません。周囲を見渡すと、多くの人が音楽を聴いたり、動画を見たりしています。イヤホンを使わずに音を出しながら視聴していることがあります。

ただし、音漏れには注意し、静かな空間を保つよう心がけましょう。

● スリ対策を忘れずに

深圳は比較的治安が良いとされる都市ですが、地下鉄の混雑時にはスリが発生することも。以下のような対策をしておくと安心です:

  • リュックは前に抱える
  • 財布やスマホは内ポケットへ
  • 人混みで知らない人に体を密着されたら注意

特に混雑した車内やエスカレーター、改札付近でのスリに注意を。

以上のマナーを知っておけば、深圳の地下鉄をより快適に、安全に利用できます。

6. 旅行者におすすめの利用シーン

深圳の地下鉄は、観光にも非常に便利です。ここでは、旅行者にとって特に使いやすい移動シーンや観光スポットへのアクセスをご紹介します。

● 羅湖から香港への移動に便利

深圳の地下鉄1号線の終点「羅湖駅」は、香港との出入境ゲート(羅湖口岸)と直結しています。ここから徒歩で香港(MTRの羅湖駅)へ渡ることができるため、香港⇔深圳間の移動にとても便利です。

  • 地下鉄で羅湖駅まで行き、出入国審査を受ければ、すぐ香港に入れます。
  • MTRにそのまま乗り換えて、九龍や中環方面へアクセス可能です。

パスポートと必要なビザ情報を忘れずにチェックしておきましょう。

● 観光に便利な駅・スポット紹介

深圳の見どころは広範囲に点在していますが、地下鉄を使えば快適に回ることができます。以下は観光客に人気のスポットと、最寄り駅です:

観光スポット最寄り駅路線
華強北(電子街)華強路駅 / 華新駅2号線 / 7号線
世界之窗(テーマパーク)世界之窗駅1号線 / 2号線
深圳湾公園(海沿いの公園)深圳湾公園駅11号線
深圳博物館(歴史・文化に触れられる)市民中心駅2号線 / 4号線
東門町(ローカルショッピング街)老街駅1号線 / 3号線

どの観光地も駅から徒歩5〜10分以内にあり、地下鉄と徒歩だけで1日観光が十分可能です。

7. まとめ

深圳の地下鉄は、外国人旅行者にも非常にやさしく、安全で便利な交通手段です。駅や車内には英語表記も多く、乗り方もシンプルなので、初めて中国を訪れる方でもスムーズに移動できます

また、「深圳通」カードや乗換案内アプリなどをうまく活用すれば、混雑を避けながら効率よく観光スポットを巡ることも可能です。セキュリティやマナーを守りつつ、安心して地下鉄旅を楽しみましょう。

ちょっとした事前準備が、深圳での滞在をもっと快適で楽しいものにしてくれます。ぜひ、この記事を参考に、深圳の地下鉄を使いこなしてみてください!

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