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【釜山観光】甘川文化村の歩き方|カラフルな街並み&映えスポット完全ガイド

まるでカラフルな絵本の世界に迷い込んだかのような風景──
韓国・釜山にある「甘川文化村(カムチョンムナマウル)」は、斜面にびっしりと並ぶ色とりどりの家々と、村全体に点在するユニークなアートで知られる人気の観光スポットです。

「韓国のマチュピチュ」とも呼ばれるこの村は、もともとは戦争中の避難民が集まってできた場所でしたが、今では芸術と文化の力で生まれ変わり、釜山を訪れる人々に笑顔と感動を届ける“インスタ映えスポット”として注目を集めています。

今回は、そんな甘川文化村の魅力をたっぷりとご紹介!
アクセス方法からおすすめの撮影スポット、散策のコツまで、これから訪れる方がもっと楽しめる情報をまとめました。初めての方も、リピーターの方も、ぜひ参考にしてください♪

1. 甘川文化村とは?

釜山の西部、山の斜面に広がる「甘川文化村(カムチョンムナマウル)」は、かつて朝鮮戦争の避難民たちが住み着いた小さな集落から始まりました。迷路のように入り組んだ路地や階段、斜面にへばりつくように建てられた家々は、長らく「貧困の象徴」とも言われていたそうです。

そんな甘川村が大きく変わったのは、2009年から始まった「甘川洞文化村再生プロジェクト」。アーティストや学生たちの手で村全体が“アートのキャンバス”となり、色とりどりに塗られた家々や個性的な壁画、オブジェが村のあちこちに生まれました。今では釜山屈指の人気観光地となり、国内外から多くの観光客が訪れています。

「韓国のマチュピチュ」と呼ばれるその理由は、まさにその地形と風景にあります。山の斜面にぎっしりと並んだ家々が、段々畑のように立体的な街並みを作り出し、上から見下ろすと、色彩豊かな建物が折り重なるように広がって見える様子はまさに絶景。そこにアートの力が加わることで、まるで絵本の中の村のような独特の雰囲気を醸し出しています。

写真映えする壁画や、ちょっとした仕掛けのあるアート作品、細い路地を歩くだけでもワクワクが止まらない──。甘川文化村は「見る」「撮る」「歩く」のすべてが楽しい、まさに芸術と歴史が融合した“生きた美術館”のような場所なのです。

2. 甘川文化村へのアクセス方法

甘川文化村は釜山市街から少し離れた山の斜面に位置しており、アクセスには少しコツが必要です。最寄り駅からは徒歩ではなく、バスやタクシーを利用するのがおすすめです。

● バスで行く場合(お手軽&リーズナブル)

釜山駅や南浦洞(ナンポドン)エリアから出発する場合、以下のルートが便利です。

  • 釜山駅から
     地下鉄1号線「釜山駅」から徒歩すぐのバス停「釜山駅(부산역)」からマウルバス 1-1、2、2-2番に乗車
     → 約20〜30分で「甘川文化村入口(감천문화마을입구)」に到着
  • 南浦洞から
     地下鉄1号線「チャガルチ駅」や「トンネ駅」近くのバス停からも同様に2番系統のマウルバスが出ています。
     乗車時間はおおよそ20分前後です。

どのバスも村の入口近くまで連れて行ってくれるので、アクセスしやすいです。ただし、山道を走るためやや揺れることがあるので、乗り物酔いしやすい方はご注意を。

● タクシーで行く場合(快適&時短)

タクシーなら、釜山駅や南浦洞エリアからおよそ15分程度。
料金は片道7,000〜10,000ウォン(約700〜1,000円)ほどとリーズナブルなので、グループでの移動や坂道に不安がある方にはおすすめです。

● 徒歩はおすすめしない?

Googleマップを見ると「徒歩で行けそう」と思うかもしれませんが、実際はかなりの坂道&距離があります。観光の体力を温存するためにも、バスやタクシーの利用が無難です。

● 靴選びはとても大事!

甘川文化村内は急な階段や傾斜のある細い道が多く、滑りやすい場所もあります。歩きやすいスニーカーや滑りにくい靴で訪れるのがおすすめです。ヒールやサンダルは避けたほうが無難です。

3. 見どころ・楽しみ方

甘川文化村の最大の魅力は、なんといっても写真映えするスポットの宝庫であること!
村全体がアートと色彩にあふれ、歩いているだけでも心が弾むような体験ができます。ここでは、ぜひ立ち寄りたい見どころをいくつかご紹介します。

◆ 絶対外せない!おすすめ写真スポット

  • 村全体を見渡せる展望台
     高台にある展望スポットからは、まるで積み木を並べたような色とりどりの家々を一望できます。特に晴れた日には空の青とカラフルな街並みのコントラストが最高!早朝や夕方もおすすめです。
  • 有名な「羽の壁画」
     村のシンボル的存在ともいえる羽の壁画は、インスタでもよく見かける人気スポット。中央に立って両腕を広げれば、まるで自分に羽が生えたような一枚が撮れます♪
  • カラフル階段&絵本のような家々
     鮮やかなペイントが施された階段や、壁一面に描かれたキャラクターたちは、どこを撮っても“映える”こと間違いなし。ディテールに注目して歩いてみるのも楽しいですよ。

◆ 便利な「観光マップ」も活用しよう

村の入口やカフェなどで配布されている観光マップ(日本語版あり)には、撮影スポットやアート作品の場所がわかりやすく載っています。事前に手に入れておくと、効率的に回れるのでおすすめです。

◆ アートなカフェ&お土産ショップ

散策に疲れたら、個性的なカフェで一休みを。村内には、アートに囲まれたおしゃれなカフェが点在しており、アイスコーヒー片手に景色を眺めるのも贅沢なひととき。
また、地元作家のハンドメイドグッズや甘川文化村限定のポストカードなどが手に入るお土産屋さんも充実しています。

4. 実際に行って感じたこと(体験談)

実際に甘川文化村を訪れてみて感じたのは、「写真だけじゃ伝わらない魅力がたくさん詰まった場所」だということです。

まず一番印象的だったのは、坂道や階段の多さ。想像以上にアップダウンが激しくて、観光というより軽いハイキングのような気分に(笑)。けれどその分、頂上付近から街を見下ろしたときの達成感は格別で、「ここまで来てよかった!」と心から思える風景に出会えました。

歩いていると、地元のおばあちゃんが優しく話しかけてくれたり、アートを管理しているボランティアの方が案内してくれたりと、人とのふれあいもこの村の魅力のひとつだと感じました。壁に描かれた絵やオブジェにも、どこか素朴で温かみがあって、見ているだけでほっこりします。

ちなみに、私は平日の午前中に訪れたのですが、観光客は比較的少なめで、写真も人を気にせずゆっくり撮ることができました。逆に休日の午後になるとかなり混雑するようで、人気の撮影スポットには行列ができることもあるそうです。
おすすめの時間帯は平日の午前10時ごろまで。ゆっくり回りたい方は、ぜひ早めの時間に訪れるのがベストです。

また、季節によって雰囲気がガラリと変わるのも面白いところ。私が行ったのは春でしたが、次は秋の紅葉や冬の雪景色の中でアートを楽しんでみたいなと思わせてくれる場所でした。

5. おすすめの持ち物・服装

甘川文化村を満喫するためには、ちょっとした準備が大切です。坂道や階段が多く、屋外での散策が中心になるため、快適に動ける服装や持ち物をしっかり整えておくと安心です。

● 基本の持ち物

  • 歩きやすい靴(スニーカーなど)
     甘川文化村はとにかく坂道と階段だらけ!足元が悪い場所もあるため、滑りにくく歩きやすい靴が必須です。
  • カメラやスマホ(フル充電で!)
     写真映えするスポットが多いので、シャッターチャンスを逃さないようバッテリーの残量には要注意。モバイルバッテリーがあるとさらに安心です。
  • 日よけグッズ(帽子・サングラス・日焼け止め)
     屋外を歩く時間が長いため、特に春〜夏は日差し対策が重要。帽子や日焼け止めを忘れずに。

● 季節別アドバイス

  • 夏(6〜8月)
     暑さが厳しく、坂道で体力を消耗しやすい季節。こまめな水分補給汗拭きタオルを用意しておきましょう。紫外線も強いので、日焼け止めとサングラスはマストです。
  • 冬(12〜2月)
     風が強く、標高の高い場所では体感温度がかなり低く感じられます。防寒具(手袋・マフラー・ヒートテックなど)をしっかり準備して、寒さ対策を万全に。路地が凍ることもあるため、滑りにくい靴が安心です。
  • 春・秋(3〜5月、9〜11月)
     気温が安定していて観光に最適なシーズンですが、朝晩は冷えることもあるので羽織れる上着があると便利です。春は花、秋は紅葉と季節の彩りも楽しめます。

6. 周辺のおすすめスポット

甘川文化村だけでも十分楽しめますが、せっかくなら釜山の名所をセットで巡る観光プランにして、より充実した1日にしてみませんか?近くにはグルメも買い物も楽しめる人気エリアがそろっています。

◆ 南浦洞(ナンポドン)エリア

釜山の中心的な繁華街で、ショッピングやグルメが楽しめる人気スポット。地下鉄やバスのアクセスも良好で、甘川文化村からもタクシーやバスで15分ほどです。

  • 光復路(クァンボクロ)ショッピングストリート
     韓国コスメ、ファッション、雑貨などが並び、お土産探しにもぴったり。
  • ロッテ百貨店 光復店の展望台
     無料で入れる屋上展望台からは釜山港を一望できます。夕暮れ時が特におすすめ。

◆ チャガルチ市場

韓国最大級の海産物市場で、新鮮な魚介がずらりと並ぶ活気あるスポット。地元の人の生活を垣間見られるのも魅力です。

  • 市場内にはその場で海鮮を選んで調理してもらえる食堂も多数。
     ウニ、アワビ、刺身盛り合わせなど、新鮮な海の幸を堪能できます。
KONEST https://www.konest.com/

◆ 絶景カフェでひと休み

甘川文化村の近くには、景色を楽しめるおしゃれなカフェも点在しています。アート散策で疲れたら、カフェでのんびりするのもおすすめです。

まとめ|アートと景色に癒される「甘川文化村」へ出かけよう

韓国・釜山の人気観光地「甘川文化村」は、カラフルな街並みと温かみのあるアートにあふれた、まさに“歩く美術館”のような場所。
もともと戦争避難民の集落だったこの場所が、地域の人々やアーティストの力で再生され、今では「韓国のマチュピチュ」と称されるほどの魅力を放っています。

アクセスには少し坂道がありますが、それもこの村の魅力のひとつ。登りきった先に広がる色とりどりの風景や、ふとしたところで出会う地元の人とのふれあいが、旅の思い出をより深いものにしてくれます。

ぜひ、歩きやすい靴とカメラを持って、朝の早い時間から訪れてみてください。南浦洞やチャガルチ市場と組み合わせた観光プランにすれば、釜山の魅力を1日でしっかり味わうことができますよ。

「ただ見る」だけでなく、「感じて歩く」アートな旅。甘川文化村で、あなただけのとっておきの一枚を撮りに出かけてみませんか?

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