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忙しい深圳の街を少し離れて、自然の中でゆっくりと過ごしたい——そんな時にぴったりなのが「大鵬半島(Dapeng Peninsula)」です。
緑豊かな山々、美しい海岸線、そして歴史ある古い街並み。都市の喧騒から一歩離れ、のんびりとした時間が流れるこの場所は、まさに「深圳の秘境」と呼ぶにふさわしいスポット。
今回は実際に大鵬半島を訪れて感じた魅力や、見どころ、アクセス方法などをたっぷりご紹介します!
① はじめに
深圳の中心部から車で約1時間半。そこに広がるのは、緑豊かな山々と美しい海岸線に囲まれた「大鵬半島(Dapeng Peninsula)」。都市の高層ビル群とはまるで別世界のような、ゆったりとした時間が流れる自然あふれるエリアです。
ここ数年、深圳市民の間で「週末リトリート」の定番スポットとして注目を集めている大鵬半島。理由は明確で、手軽に行ける距離ながらも、心も身体もリフレッシュできる自然と歴史の魅力がぎゅっと詰まっているからです。
海水浴やハイキング、歴史的な街歩きまで、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが満載。今回は、そんな大鵬半島の見どころやおすすめスポット、アクセス方法などを、実際に訪れた体験を交えてご紹介します。
② アクセス方法
大鵬半島は深圳市内から車でおよそ1時間半〜2時間ほど。場所によってはもう少し時間がかかることもありますが、週末のちょっとした日帰り旅行にもぴったりの距離感です。
🚗 自家用車・タクシー
羅湖、福田、南山などの中心エリアからは、タクシーや自家用車でのアクセスが最もスムーズです。ナビアプリ(高徳地図や百度地図)を使えば目的地まで迷うことなく到着できます。
ただし、週末や連休中は渋滞が発生しやすく、所要時間が2時間以上かかる場合もあるので、早めの出発がおすすめです。
🚌 地下鉄+バス・タクシー
公共交通機関を利用する場合は、地下鉄とバスの組み合わせが一般的です。たとえば:
- 地下鉄「8号線」の【莲塘口岸】駅まで行き、そこから【E11】などで各スポットへアクセス
- 地下鉄「8号線」の終点まで行き、そこからタクシーを利用するルートも便利
バスの本数はそれほど多くないため、事前にバス時刻をチェックしておくと安心です。
📌 注意点
- 大鵬の行き帰りは事故や道路工事(土日祝でも関係なく行っている)で非常に長い渋滞ができます。過去何度も行っていますが、毎回渋滞につかまります。行きは特に気にしなくても良いですが、深圳市内への帰りは早朝に出るようにした方がいいです。
- 私の場合は地下鉄+タクシーでいつも行っています。地下鉄で渋滞につかまらないぎりぎりのところまで行って、タクシーで目的地まで行くようにしています。それがいまのところ一番速いと思います。
③ 見どころ・観光スポット
大鵬半島には、自然の美しさだけでなく、歴史や文化に触れられるスポットも点在しています。海を眺めたり、石畳の古い街並みを歩いたり、ちょっとディープな深圳を感じることができる場所ばかりです。
🏯 大鵬所城(Dapeng Ancient City)

大鵬半島を代表する歴史スポットといえばここ。明の時代(1394年)に築かれた要塞都市で、中国国家級の歴史文化保護区にも指定されています。
石畳の細い路地を歩けば、かつての武将たちが暮らしていた家屋や、古い門、祠堂、さらには小さな博物館も。
歴史が好きな方はもちろん、レトロな写真スポットとしても人気があり、インスタ映え間違いなしのエリアです。
🏖 桔釣沙(Judiaosha Beach)

「隠れた楽園」とも呼ばれる静かなビーチ。観光地化されすぎていないため、のんびりした雰囲気が魅力です。
遠浅で波も穏やかなので、小さな子ども連れのファミリーにもおすすめ。運が良ければ透明度の高い海に出会えることも。
海辺にはいくつかのカフェやBBQ施設もあり、ビーチで1日過ごすことも可能です。
🔭 深セン天文台(Shenzhen Astronomical Observatory)


ちょっと変わり種のスポットを探しているなら、こちらもおすすめ。山の上にあるこの天文台では、夜空の観察や宇宙に関する展示を楽しめるほか、時期によっては観望イベントも開催されています。
晴れた日には、展望エリアから大鵬湾を一望できるのもポイント。
市街地から離れているため、空気が澄んでいて星がよく見える日も多いです。
📌 注意点
- 人気のビーチ(東冲・西冲)や登山道入り口などは、ピーク時期に入場制限が設けられることがあるため、オンラインでの事前予約が必要な場合があります。
- 特に夏休みや祝日には現地が非常に混雑するため、予約サイトや微信(WeChat)ミニプログラムなどで最新情報を確認しておくと安心です。
④ アクティビティ・体験
大鵬半島はただの観光地ではありません。海・山・風を感じながら、体を動かして楽しめるアクティビティが豊富にそろっているのもこのエリアの魅力です。アクティブ派も、のんびり派も、自分にぴったりの楽しみ方を見つけられるはず!
🌊 シュノーケリング & SUP(スタンドアップパドル)
海好きにぜひ挑戦してほしいのが、透明度の高い海でのシュノーケリングやSUP体験。
特に東冲や桔釣沙の周辺では、レンタルショップや体験ツアーを提供している施設もあり、初心者でも安心して楽しめます。
SUPは波が穏やかな午前中が狙い目。青い海の上をすいすい進む感覚は格別です!
📌 現地には英語が通じない場合もあるため、中国語のレンタルアプリやWeChat予約を使うとスムーズです。
⛺ キャンプ・バーベキュー
自然の中でのんびり過ごすなら、キャンプやBBQも大人気!
西冲・桔釣沙などのビーチにはキャンプ場が整備されており、テントのレンタルやシャワー・トイレ完備の場所も多く、初心者でも手ぶらでOKのプランがあります。
夜には満点の星空の下でバーベキュー、朝は波の音で目覚める…そんな贅沢な時間を過ごしてみては?
🚴♀️ 自転車レンタルで半島探検
もうひとつのおすすめは、自転車をレンタルしてのんびり半島を走る小さな冒険。
大鵬所城周辺や桔釣沙にはレンタルショップがあり、風を感じながら海沿いや田舎道を走るのはとても気持ちのいい体験です。
途中で見つけたカフェに立ち寄ったり、無人の小さな浜辺を発見したり…車では味わえない楽しさがあります。
📌 天気が良い日や、春秋の気候が快適なシーズンがおすすめ。帽子や日焼け止めもお忘れなく。
⑤ 食事・カフェ情報
大自然を満喫したあとは、お楽しみの「ごはんタイム」!
大鵬半島は海に囲まれた立地を活かした海鮮グルメの宝庫で、新鮮な魚介をリーズナブルに楽しめるローカルレストランが点在しています。さらに最近では、おしゃれなオーシャンビューカフェやバーも増え、海を眺めながらのんびり過ごす人も増えています。
🐟 新鮮な海鮮料理を味わうローカルレストラン

大鵬所城周辺や南澳(ナンアオ)エリアには、海辺に並ぶ地元の海鮮料理店が多くあります。
その場で水槽から選んだ魚介を、蒸したり、炒めたり、シンプルに塩焼きにしてくれるスタイルが一般的で、素材の味をそのまま楽しめるのが魅力です。
おすすめは:
- 蒸しホタテのガーリックソース
- 活アワビの炒め物
- ロブスターのチーズ焼き
- 海藻と豆腐のスープ(地元の定番)
☕ 海を眺めるカフェ・バーでリラックス

アクティビティの合間や帰り道に立ち寄りたいのが、海を一望できるカフェやバー。
特に桔釣沙や南澳のエリアには、木造テラスやハンモックがあるおしゃれなカフェが点在していて、コーヒーやスムージー片手にサンセットを楽しむのが人気の過ごし方。
中には夜になるとライトアップされたバーに変わるお店もあり、ビーチサイドでのんびり乾杯なんて過ごし方もおすすめです。
🍤 大鵬半島のおすすめ食材&特産物
- 小海老(蝦米)や干し貝柱:お土産にも人気。地元の市場で手に入ります
- 紫菜(のり)や海藻スナック:軽食にもぴったりな海産加工品
- 地元産のフルーツ(季節によりマンゴー、ライチなど)
市場に立ち寄って地元の味を探すのも、旅の楽しみのひとつです!
⑥ 宿泊情報
大鵬半島をしっかり満喫するなら、1泊以上の滞在がおすすめ。朝の静かな海や、夕暮れに染まる山の景色、夜空に広がる星々…。日帰りでは味わえない贅沢な時間がそこにあります。
最近では、リゾートタイプのホテルも増えており、「ちょっと特別な週末ステイ」にぴったりな宿泊施設が揃っています。
🏨 おすすめのリゾートホテル
🌴【大鵬金沙湾度假村(Dapeng Jinsha Bay Resort)】
海沿いに建つ大型リゾートホテルで、ビーチまで徒歩すぐの好立地。
敷地内にはプール、バーベキューエリア、子ども用の遊び場も完備されており、ファミリーにもカップルにもおすすめの一軒です。部屋のテラスからは海を一望でき、波の音を聞きながらゆったりと過ごせます。
🏝【白房子·深圳南澳沙滩海景美宿(White House Shenzhen Nan’ao Beach Seaview guesthouse)】→私はここに泊まりました
インスタ映え抜群のおしゃれホテル。内装はリゾート風で、カフェ併設&海を望む温水プール付きの部屋が人気。静かで落ち着いた雰囲気なので、ゆっくり本を読んだり、朝ヨガをしたりするのにもぴったりです。
<店の外観・朝食>


<部屋の中>



📌 宿泊の注意点
- 週末や祝日は予約がすぐに埋まるため、早めの予約がおすすめ
- 海辺の宿では風が強い日もあるので、羽織りものや虫除け対策を忘れずに
⑦ 旅行の注意点
大鵬半島はとても魅力的な場所ですが、快適に旅を楽しむためにはいくつかの準備や注意が必要です。特に自然の多いエリアならではのポイントもあるので、事前にチェックしておくと安心です!
🗓 混雑する時期に注意!

夏休み(7〜8月)や中国の大型連休(国慶節・労働節など)は、深圳市内や周辺エリアからの観光客が一気に押し寄せるため、ビーチや観光地はかなり混雑します。
また、交通渋滞も発生しやすく、アクセスにも時間がかかることがあります。
📌 できれば平日やオフシーズン(春・秋)に訪れるのがおすすめです!
🦟 虫除け & ☀️ 日焼け対策はマスト!

大自然に囲まれた大鵬半島では、蚊や小さな虫が多い場所もあるので、虫除けスプレーや虫刺されの薬は持参しましょう。
また、ビーチやアウトドアが中心になるため、日差し対策(帽子・日焼け止め・長袖の羽織など)も必須です。
📌 特に子連れの方は、子ども用の虫除けグッズもあると安心。
🗣 英語が通じにくい場面も
大鵬半島では、観光地であっても英語があまり通じないお店や施設が多いのが現状です。
そのため、スマホの翻訳アプリやWeChat・百度地図などの中国語アプリを活用するのが便利です。最近では画像翻訳や音声翻訳も精度が高く、かなりスムーズに対応できます。
📱 あると便利なアプリ例:
- 「百度地図」:地図検索&ルート案内
- 「携程旅行(Ctrip)」:ホテル・アクティビティ予約
- 「WeChat」:支払い、翻訳、施設との連絡など万能
⑧ まとめ
深圳の喧騒から少し離れて、自然・歴史・海をゆったり楽しめる大鵬半島。
実はまだあまり知られていない“深圳の穴場スポット”として、近年注目を集めています。
古い街並みが残る大鵬所城を歩き、透明度の高い海で遊び、星空の下でキャンプを楽しむ。そんな非日常を、深圳市内からわずか1~2時間で体験できるのが魅力です。
忙しい日常を忘れて、自然に癒される時間を過ごしたいとき。
週末トリップにぴったりなこの場所で、あなたもリフレッシュしてみませんか?